ワイン賢者が選ぶ! 大切な人に贈りたい神ワイン7本【アンダー1万円編】

つくり手や産地、さらにはヴィンテージによって さまざまなストーリーを持つワインを大切な人に贈る時、 その道の賢者たちは何を基準に会心の1本を選んでいるのだろう? ワインを極めし賢者がセレクトする、珠玉の1本をご覧あれ。


1.ブルーノ・パイヤール ブリュット・ロゼ・ プルミエール・キュヴェ

Selected by ザ・ワインギャラリー 代表 成田忠明
戦後設立された唯一のシャンパーニュ・メゾン。自然と人間の想像力の融合が形になったものがシャンパーニュならば、これほど素晴らしいものにはなかなかお目にかかれない。アンティークローズを思わせる感傷的な淡い色合いと透明感を持つピュアな香りと味わい。日常の延長にある特別な日に贈りたい。¥10,000(ザ・ワインギャラリー TEL 03-6447-2244)

Tadaaki Narita
1963年神奈川県生まれ。フレンチ・レストラン勤務を経てʼ95年独立。ワインバー「エスペランス」、ブルゴーニュとシャンパーニュに特化したワインショップ「ザ・ワインギャラリー」オーナー。


2.ボーン・オブ・ファイアー カベルネ・ソーヴィニヨン 2016

Selected by グランクリュ・ワインカンパニー 代表取締役社長 渋谷康弘
日本初輸入。アメリカのリーディング・ワイナリー、シャトー・サン・ミッシェルがリリースしたワシントン州のブティックワイナリーのワイン。すでに本国ではブレイクしています。アメリカとビジネス上接点がある方と、「パンチの利いたしっかりした味の赤ワインを飲みましょうよ」といった時に。¥7,055(参考小売価格)

Yasuhiro Shibuya
1964年新潟県生まれ。「ベージュアラン・デュカス 東京」など多くの有名レストランでソムリエを歴任。2017年ワイン輸入商社設立。完全会員制ワインクラブ「ザ・コンコルド・ワインクラブ」主宰。


3.ボー・ペイサージュツガネラ・モンターニュ 2014

Selected by エスキス 支配人 兼 シェフソムリエ 若林英司
映画『ウスケボーイズ』のモデルにもなった、つくり手の岡本さんは常に畑にいて、その年のブドウの複雑さや土地の味わいを飲み手に伝えたいと考えている人。独特の香りがあり、エネルギーがほとばしっています。ボルドーのトップシャトーの人も美味しいと太鼓判のワイン、エスキスではグラスでお出ししています。¥3,500(参考小売価格)

Eiji Wakabayashi
1964年長野県生まれ。「ステラ・マリス」「タイユバン・ロブション」「レストランタテル ヨシノ」のシェフソムリエを経て現職。2009年シャンパーニュ騎士団シュヴァリエ。


4.ラベイユ・ド・フューザル・ルージュ 2014

Selected by アピシウス シェフソムリエ 情野博之
ボルドー左岸のセカンドワインですが、メルローの比率が高く、とてもこなれた美味しいワインです。アピシウスではグラスでお出しすることも。ボルドーのワインは寝かせないとダメなものが多いですが、こちらは最新技術が集積された醸造所なので、開けてすぐ飲めます。ワイン初心者の方への贈り物にも¥4,800(参考小売価格)

Hiroyuki Seino
1965年神奈川県生まれ。「トゥール ダルジャン」シェフソムリエを経て現職。第 3 回全日本最優秀ソムリエコンクール第 3 位。2014年シャンパン騎士団オフィシエ。全国でワインの啓蒙に励む。


5.アルザス・リースリング グラン・クリュ・ソンメルベルクE 2014 アルベール・ボクスレ

Selected by アナウンサー&シニアワインエキスパート 柳沼淳子
リースリングの可能性を最大限に引きだしているのはこのつくり手では ?  と思うぐらい傾倒。香りは華やか。完熟した果実のとろりとした風味にエレガントな酸も共存していて、熟したまま枝になっている果実を食べた時のような美しい味わい。この下のクラスでも十分美味しい。笑顔で仲間と士気をあげたい夜に。¥7,600(参考小売価格)

Junko Yaginuma
2011年芸能界で初のシニアワインエキスパート資格を取得。ボルドー騎士。14年にはシャンパーニュ騎士団よりシュヴァリエ叙勲。ワインによる復興支援「ワインエイド」にも毎年関わる。


6.オーセイ・デュレス・ブラン 2015 ルフレーヴ・エ・アソシエ

Selected by エートス オーナーソムリエ 三木義則
率直に言って、万人受けするワイン。素人でも玄人でも喜ばれると思います。味わいは柔らかで飲みやすく、後味がちょこっとクリーミーで酸が穏やか。グラスをクルクル回したり、神経を集中させて考えなくても美味しく感じるとでもいうのでしょうか。ちなみに、この本家がつくるモンラッシェは100万円近くします。¥10,000(参考小売価格)

Yoshinori Miki
1978年千葉県生まれ。銀座のワインバー「ル・コフレ」(閉店)を経て現職。ツウに振る舞うなら、コート・ド・ニュイにあるドメーヌ・クレール・ダユのミュジニー 1964。


7.ポール・ラトー"マティネ"ピノ・ノワール サンタ・バーバラ・カウンティ 2016

Selected by SILIN 火龍園 ワインディレクター兼ダイニングマネージャー 有馬純平
カリフォルニアのピノはアルコリックでエレガンスに欠ける、と思っている方にこそ贈りたい。サンタバーバラという冷涼の地でつくられたそのワインは、つくり手が東欧出身ということもあり、伸びやかで美しい酸を持ち、アルコールを感じさせないヨーロッパ的エレガンスが。まさに新時代のピノとしてお薦めです。¥8,200(参考小売価格)

Junhei Arima
1978年鹿児島県生まれ。美食好き、ワイン好きが高じて「ドミニク・ブシェトーキョー」シェフソムリエ、フリーのレストランコンサルタントなどを経て現職。推定6200本のワインを所有。


Text=山脇麻生 Photograph=鈴木泰之(成田、渋谷)、江藤義典