中田英寿が手がける日本最大級の日本酒イベント「CRAFT SAKE WEEK」が開催 !

2016年、中田英寿の日本酒に対する熱い想いからスタートした「CRAFT SAKE WEEK」。回を重ねるごとに来場者が増え、1回目は10日間で7万人、2回目は11万人となり、昨年は11日間で12万人を突破。リピーターはもちろん、新たなファンが集う理由は、個性あふれる日本酒×美食×洗練された空間が織りなす“唯一無二の時間”にあった。


厳選された110蔵の銘酒と世界各国料理とのペアリング

2009年から約6年半かけて全国各地を巡り、日本の文化や伝統、ものづくりに触れてきた中田英寿氏。

なかでも心惹かれたのが、日本酒だという。米という同じ原料を使いながらも、銘柄や風土、蔵元や造り手によって、さまざまな表情を見せる。そんな日本酒に、世界を魅了するポテンシャルがあることに気づき、自らプロモーターとして活動することを決意。利き酒師の資格を取得し、日本酒の魅力を世界に発信すべく、2015年に「JAPAN CRAFT SAKE COMPANY」を設立した。

銘柄の特徴や造り手のこだわりといった情報を、日本語・英語・中国語・イタリア語・フランス語など多言語で発信する無料アプリ、「Sakenomy」を運営する一方、日本最大級の“SAKE”イベント、「CRAFT SAKE WEEK」を、2016年から主催している。

平成最後の開催となる「CRAFT SAKE WEEK at ROPPONGI HILLS 2019」は、4月19日~29日の11日間、各日10蔵、合計110の蔵が登場。19日は「SPARKLING SAKEの日」として女性に人気の発砲系の銘柄を用意。20日は「東北の日」、21日は「北陸・信越の日」、22日は「関東の日」。23日は「東海の日」、24日は「関西の日」、25日は「中国・四国の日」、26日は「九州の日」とエリア別に銘酒を紹介。27日は「SAKE COMPETITION 2018」と題し、昨年度開催された「SAKE COMPETITION」の上位入賞銘柄、28日は「SAKENOMY ALL STARS」と題し、「Sakenomy」のお薦め銘柄、そして最終日の29日は、毎年好評の「チーム十四代の日」となり、日本を代表する銘酒が集う。

これらの美酒とともに味わえるのが、予約至難の人気店が提供するスペシャルメニューだ。今年のテーマは、「日本酒と世界各国料理とのペアリング」。

4月19日~23日は、日本酒との新たなペアリリングとして注目されるアジア料理を提供する5つのレストランが集結。中国料理の「虎峰」、ベトナム料理の「ミレイ」、韓国料理の「若狭」、タイ料理の「サイフォン レストラン」、シンガポール料理の「ファイブスターカフェ」が、それぞれ日本酒に合うスペシャルメニューを開発。

また、24日~28日は、2019年2月1日に発効された日欧経済連携協定により、アルコール飲料の関税が撤廃され、更なる日本酒の消費が期待される欧州の料理を中心とする5つのレストランが出店。ドイツ料理の「シュマッツ」、フランス料理の「キャビアハウス&プルニエ」、イタリア料理の「リストランテ ラ チャウ」、スペイン料理の「アロセリア ラ パンサ」、日本料理の「六本木うかい亭」がラインナップ。

最終日は、世界各国のレストランを食べ歩いた中田英寿が太鼓判を押す、フランス料理「モトイ」、イタリア料理の「ペレグリーノ」、スペイン料理「カセント」、日本料理の「中勢以内店」と「神楽坂 石かわ」が、1日限りの特別出店を果たす。

"縄"をコンセプトに、日本の風土が生んだ文化を体現

日本酒と美食の競演を、さらに盛り上げるのが空間演出である。日本の伝統文化を表現するパートナーとして、中田氏が、今回白羽の矢を立てたのは、注目の女性建築家、永山祐子氏。2020年ドバイ国際博覧会 日本館の設計を手がける実力派だ。

「永山さんが創り出す空間は、上質で、スタイリッシュであると同時に、日常的な温かさや居心地の良さを感じることができます。きっと彼女なら、日本の風土が生み出す文化のすばらしさを創り上げてくれるに違いないと思い、今回はお願いしました」と、中田氏。

永山氏も、「日本古来の素材を用いて、お酒を楽しむ人々を温かく包み込むような空間を表現したい」と、意気込みを語る。

ミーティングを行う中田氏(右)と永山氏(左)

中田氏と永山氏が、何度も議論した末にたどりついたコンセプトが、"縄"。2017年の桜、2018年の竹に次いで、"日本らしさ"を彷彿させる素材である。古来より、祭事から日常まで幅広く用いられてきた縄は、いわば、日本の風土が生み出す文化のひとつとも言えよう。しかも、重厚感と同時に、柔らかさや軽やかさを演出することも可能。変幻自在、使いようによって、さまざまな顔を見せるのも魅力だ。

「六本木ヒルズアリーナの高さを活かし、全長16km、570本の縄で構成された3つの天蓋で会場を覆います。重力で、縄が自然の曲線を描き、浮遊感と軽やかさが生まれるはず。遠くからも見え、会場のシンボルになることでしょう」(永山氏)

「ボリュームはありつつも、重た過ぎず、華やかな印象になりますね。四方に開かれてはいるけれど、(縄の天蓋によって)ゾーニングがきっちりとされている。そんな空間になるといいですね」(中田氏)

永山氏と縄の素材から太さなど、細部にわたって話を詰める中田氏

コンセプトや、大筋のデザインが決定した後も、中田氏は永山氏と、縄の素材から太さなど、細部にわたって意見を交わす。

「縄の素材は、い草がいいかと思っていたんですけど、麻縄の方が、調整がきくことがわかりまして。試しに吊ってみたら、確かに制御しやすいんですよね。太さについても、ある程度あった方がバランスはよいかと」(永山氏)

「会場に吊るした時に調整が効く太さですね。いいと思います」(中田氏)

2020年ドバイ国際博覧会 日本館の設計を手がける実力派の永山氏

「パーティションも、円形のフレームにして縄を巻きつけてはどうかと思っています。同じ素材の方が融合して、しっくりきますし」(永山氏)

「六本木ヒルズアリーナは、風が強いから、そこも考慮する必要がありますね」(中田氏)

日本酒、食、そして空間。中田英寿の熱い想いがそこかしこに息づく「CRAFT SAKE WEEK 2019」は、平成の最後を、華やかに、美しく締めくくるイベントになりそうだ。

特別な空間演出で、日本酒と美食の競演を盛り上げる中田氏(左)と永山氏(右)
CRAFT SAKE WEEK
会場:六本木ヒルズアリーナ(東京都港区六本木6丁目9-1)
開催日時:4月19日(金)〜29日(月)
時間:12時〜21時 L.O. 20時30分
酒蔵数:各日10蔵 計110蔵
レストラン数:延べ15店舗


■CRAFT SAKE スターターセット 3,500円(酒器グラス+飲食用コイン11枚)
※2回目以降の来場の際は、グラス持参で追加コインの購入のみで参加可能。
・事前チケット購入は、下記サイトより。
PassMarket(パスマーケット)

■追加コイン購入
【追加コインAセット】1,500円(飲食用コイン10枚)
【追加コインBセット】3,000円(飲食用コイン22枚)
【追加コインCセット】5,000円(飲食用コイン38枚)
※スターターセット、追加コインはともに開催期間中に会場で購入可能。

Text=村上早苗 Photograph=岡村昌宏(CROSSOVER)