偽物を摑まされないためのプレミアムワインを入手する方法とは?

保管状態はどうなのか。価格は適正なのだろうか。そもそも本物?プレミアムワインを手にするにあたり、心配の種は尽きないもの。安心して価値あるワインを自らのものにする方法とは──。

世界のワイン商、ベリー・ブラザーズ&ラッドから仕入れる

年間5000本程度の生産しかないロマネ・コンティが、それ以上出回っていると言われるように、悲しいことだがプレミアムワインになればなるほど偽物や状態のわからないものが横行するワインの現実。そんななか、ワイン愛好家に安心かつ確実な入手先として注目されているのが、英国最古のワイン商ベリー・ブラザーズ&ラッド(以下BB&R)だ。

「仕入れはシャトーやワイナリーから直接か、信頼できるルートのみ。出自のわかるものしか扱いません」と教えてくれたのはBB&R日本支社のセールス・エグゼクティブ酒井亜希子さん。

BB&Rは英国王室のセラーを管理する役目も担っており、フランスはもとより世界中のワイナリーからの信頼ももちろん厚い。創業以来300年以上同じ場所にある英国の本社の地下には「ナポレオンセラー」と名づけられた、かつてナポレオン3世が訪れていたという場所も。さらに、地下からバッキンガム宮殿までトンネルでつながっているというウワサもあるほどの、まさに由緒正しき企業なのだ。

ワイン業界最高峰の資格といわれるマスター・オブ・ワインが社内に6人もいるのも、ワインビジネスにおける高い信頼に。

「それぞれ専門の地域・国を持ち、ブルゴーニュのオリヴィエ・バーンスタイン、バローロのトレディベッリなど、常に新しいワインを発掘しています」

BB&Rでは、いわゆる先物買いのシステムであるアン・プリムールでの購入も可能となっている。ボルドーの有名シャトーやブルゴーニュで造られるワインを、リリース前の樽熟成中に購入することができるのだ。

「リリース後は価格も上がり、入手困難になりがちな人気ワインでも、アン・プリムールを利用すれば確実に安い値段で入手することができます」

創業以来300年以上この地にあるBB&Rイギリス本社の外観。佇まいも当時と変わらない。1階にはテイスティングができるワインショップも併設している。

よいワインであればその保存にも気を使うもの。ゆえに、安心のワイン保管サービスも充実している。

「購入したワインはすべてイギリスの専用倉庫での保管となり、10年、20年と長期熟成が必要なワインを完璧な状態で保存しておくことができるのです」

自宅のセラーがすぐにいっぱいになってしまうワイン好きにもこのシステムはありがたい。もちろん、ワインを必要とする時は日本だけではなく休暇で過ごす海外にも配送することが可能となっている。

また、日本語で相談できるのも安心できる要素のひとつ。

「バックビンテージ(長期熟成物)の入荷など、イギリスのバイヤーからの情報は、日本語に訳してお伝えします。お客様から銘柄やビンテージのリクエストがあれば、バイヤーへ伝えて買いつけることも可能です」

インターネットで探したり、オークションで競り落としたり、あるいはメーリングリストに登録して何年も待つなどワインにはさまざまな入手方法がある。しかし、ワインが高価で、あるいは希少であればあるほど、最良の状態で手に入れたいもの。価値ある本物のワインを手にするために、指南を受けてみてはいかがだろうか。

BB&Rが信頼できる4つの理由

1 安心の保管サービス

購入したワインはイギリスにある最先端技術の自社倉庫で保管(保管料:1年間あたり12本につき£12)が可能。保管料には保険料が含まれているので、もし破損やワインの変質があった場合も安心だ。基本的には船での配送だが、急ぎの時は飛行機で届けてくれる。

2 確実性の高い先物買い

市場にリリースされる前にワインを販売する“アン・プリムール”での購入が可能。長い歴史を背景に人気シャトーとのコネクションも強いので、リリース後は価格の高騰や入手困難になってしまう人気のワインを、安い価格で確実に手に入れることができる。

3 日本国内での的確なアドバイス

日本にセールス担当やカスタマーサービスがあるので、日本語で相談が可能。イギリスからの情報は日本語に訳して顧客へ渡し、バックビンテージを探すなど、本国へのリクエストもしてくれる。写真の日本支社にあるダイニングルームでは、定期的に試飲会も開催。

4 最強チームによる豊富な情報量

業界最高峰の資格「マスター・オブ・ワイン」が6人もいるのは世界でもBB&Rだけ。彼らが世界中で探してきた新たなワインや情報は顧客へともたらされる。また英国では、マスター・オブ・ワインによるテイスティングセミナーなども実施している。

Akiko Sakai
ベリー・ブラザーズ&ラッド日本支社セールス・エグゼクティブ。資系企業を経てロンドンのクリスティーズワイン部門、ワイン雑誌『デキャンタ』で研修。2011年よりBB&Rセールス・エグゼクティブとして個人顧客・投資を担当。

Text=牛丸由紀子