今年の夏、食べるべき名店イチオシの辛麺&涼麺

酸味とコク、辛みが一体となった「酸辣湯麺(サンラータンメン)」、ザーサイの塩味と長ネギの香り、チャーシューの旨みの「里麺(リーメン)」など、2015年の夏に食べるべき、名店イチオシの辛麺と涼麺を紹介!

【辛麺】

上海四川料理 廣安
(シャンハイシセンリョウリ コウアン)
<東京/恵比寿>

酸辣湯麺(サンラータンメン) /筍、糸キクラゲ、千切りの豚肉に白菜など、具だくさんでボリュームもたっぷり。昼夜ともに¥1,000。

 マイルドな酸味とコクのある辛みとの一体感が秀逸な同店の“酸辣湯麺”。味の秘密は自家製香油。唐辛子や花椒(ホァジョー)、ニンニクでつくる自家製辣油で旨みを、豆板醬をベースに6種のスパイスを使う老油(ラオユ)は香りの高さを、といった具合に香油を巧みに使い分ける芸の細かさだ。卵でとじたとろみのあるスープが絡む麺を啜(すす)り込めば、夏の爽快な汗をかくことうけ合いの逸品だ。

上海四川料理 廣安
(シャンハイシセンリョウリ コウアン)

TEL:03-6277-2623
住所:東京都渋谷区広尾5-23-2 広尾センターハイツ108
営業:時間11:30~14:00/17:30~L.O.22:00
休み:日曜昼、月曜
席数:18席
個室:1室(8名まで)
アクセス:JR・地下鉄恵比寿駅より徒歩10分


四川菜 龍滕(シセンサイ ロンタン) 
<東京/六本木>

麻辣麺(マーラーメン) /花山椒と唐辛子の辛さに脳まで痺れる人気麺。中細麺とスープの相性も抜群! ¥1,200(ランチ時は¥1,000)。

 界隈に多くの中華料理店が並ぶ“激戦区”で、辛いもの好きのハートを痺(しび)れさせている『四川菜 龍滕』。暑くて食欲がわかない日や、二日酔いで本調子が出ない日に食べたくなると評判なのが、スープの香りを嗅ぐだけで脳が覚醒する麻辣麺だ。花山椒と唐辛子の辛さに唇までジンジン痺れるが、旨さと辛さの応酬に、箸も汗も止まらない。夏限定の麺も食べ逃しなく!

四川菜 龍滕(シセンサイ ロンタン) 
TEL:03-3560-1512
住所:東京都港区赤坂6-19-46 I.C.O.KビルB1
営業時間:11:30~L.O.14:30/18:00~L.O.22:00(土曜~L.O.21:00)
休み:日曜・祝日
席数:40席
個室:1室(15名まで)
アクセス:地下鉄六本木駅7番出口より徒歩8分


蜀彩(ショクサイ)
<東京/経堂>

担々麺 /ベースは醬油、酢、芝麻醬、辣油と極めてシンプル。辛いのがお好みの場合は、オーダー時に伝えて。¥950。

 都心からやや離れるが「わざわざでも行く価値がある」と中華ツウの人気を集める『蜀彩』。「場所柄、辛さを全面に出した料理は敬遠される傾向も。ベースは淡くてもパンチがある味を心がけている」という村岡拓也シェフが作る担々麺は、芝麻醬(チーマージャン)のコクと酢、辣油の香りとピリリとした辛みが調和した上品な風味が特徴。マイルドで深みのある味わいを堪能したい。

蜀彩(ショクサイ)
TEL:03-3425-1668
住所:東京都世田谷区経堂1-12-10 松原ビル2F
営業時間:11:30~L.O.14:45/17:30~L.O.21:30
休み:月曜、火曜不定休
席数:22席
アクセス:小田急線経堂駅南口より徒歩3分


【涼麺】

中国菜 膳楽房
(チュウゴクサイ ゼンラクボウ)
<東京/飯田橋>

里麺(リーメン) /10年間修業した幡ヶ谷の名店『龍口酒家』の名物麺を、あえて手を加えずに同じスタイルで提供している。¥850。

 具はチャーシュー、長ネギ、ザーサイのみ。シンプルながら、一つ一つの存在感がしっかりと伝わる逸品がこの“里麺”だ。ザーサイの塩味、長ネギの香り、チャーシューの旨みと必要最小限のものだけで仕上げた潔さも小気味よい。免疫力を高め、血圧やコレステロールを下げる働きのあるクロレラを練りこんだ卵麺はシコシコの歯応え。具とのバランスも抜群だ。

中国菜 膳楽房
(チュウゴクサイ ゼンラクボウ)

TEL:03-3235-1260
住所:東京都新宿区神楽坂1-11-8
営業時間:11:30~14:30/17:00~L.O.22:00
休み:月曜、不定休あり
席数:30席
アクセス:JR飯田橋駅西口、地下鉄飯田橋駅B3出口より徒歩2分


広東名菜 赤坂璃宮 銀座店
(カントンメイサイ アカサカ リキュウ ギンザテン)
<東京/銀座>

冷やしトマト麺/タラバ蟹に海老、帆立貝 と海の幸が満載。今年はトマトのタレにオリーブ油を加えサラッと爽やかに仕上げた。¥2,800。8月31日まで。

「イタリア料理をヒントに閃(ひらめ)いたのが、この“冷やしトマト麺”。今から24~25年前になるかな」とは、中華の巨匠譚彦彬(たんひこあき)シェフ。以来、夏のベストセラーメニューに。それも、毎年少しずつ改良を重ねる努力があればこそ。トマトのタレにはドライトマトを加えてコクを出し、魚介は茹でたあと、酢洗いにするなど和洋のテクニックを取り入れる柔軟さも譚シェフならではだ。

広東名菜 赤坂璃宮 銀座店
(カントンメイサイ アカサカリキュウ ギンザテン)

TEL:03-3569-2882
住所:東京都中央区銀座6-8-7 交詢ビル5F
営業時間:11:30~L.O.15:00/17:30~L.O.22:00(日曜・祝日11:30~L.O.20:30)
休み:無休
席数:40席
個室:7室(4名~)
アクセス:地下鉄銀座駅A1出口より徒歩3分


龍圓(リュウエン)
<東京/浅草>

特製冷やし中華/トッピングのワラサやホタルイカ(季節で変わる)の老酒漬も美味。夜はコースの1品だが、昼はアラカルトも可能。¥1,400。8月31日まで。

 一見、野菜サラダかと見まごうほどに野菜たっぷりのひと品が『龍圓』の冷やし中華だ。「具と麺とが一体になってこそ旨い」が栖原一之シェフのモットーゆえ、千住ネギに豚耳、蒸し鶏など麺に載せる具を千切りにして和えるのが栖原流。ゴマだれベースながら、粒マスタードの風味がアクセント。具、麺、タレのバランスが光る佳品。

龍圓(リュウエン)
TEL:03-3844-2581
住所:東京都台東区西浅草3-1-9
営業時間:12:00~L.O.14:00/17:30~L.O.21:00(日曜・祝日17:00~L.O.20:30)
休み:月曜(祝日の場合営業、翌日休み)
席数:24席
アクセス:つくばエクスプレス浅草駅A2出口より徒歩1分、地下鉄田原町駅3番出口より徒歩6分

Text=小寺慶子、森脇慶子 Photograph=上田佳代子、冨澤 元、鈴木拓也

*本記事の内容は15年6月1日取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)