ザ・キャピトルホテル 東急で食す、五感で味わうワンランク上の「産地フェア」

この時期にしか味わうことのできない“旬味”に 彩られた中華と人気写真家のコラボレーションが話題だ。一般的ホテルの産地フェアではない、ひと味もふた味も違う産地フェアを味わいに、今すぐ「ザ・キャピトルホテル 東急」に足を運びたい。


食材豊かな宮城を堪能

和食に限らず、イタリアンでもフレンチでも、四季を重んじた料理のなに“旬”の味覚を取り入れる料理人は多い。永田町「ザ・キャピトルホテル 東急」内にある中国料理『星ヶ岡』の料理長を務める小林 昇氏も伝統的な中華の技法をベースに、日本人ならではの感性で“旬”の味を軽やかに取り入れる。

小林シェフ(右)は、実際に宮城に行き、生産者から直接食材を仕入れた。

「ホテルという場所柄、国内外から訪れるゲストが多い。食材使いはもちろん、盛りつけでも日本の季節感を意識しています」

中華ひとすじ30数年という料理の腕前はもちろんのこと、定期的に日本各地に赴いては「これぞ」という食材を発掘する達人。6月29日(金)までは宮城県の食材にフォーカスしたフェアを開催しており、海、山、大地が育む豊かな食材をふんだんに盛りこんだ限定コースメニューを提供している。

「中国料理といえば、はずせないのがフカヒレやなまこといった食材。昔から気仙沼のフカヒレは最高品質と言われていますし、三陸産のなまこも素晴らしい。実際に現地に行き、生産者の方にお会いすることで料理のインスピレーションが得られることも多々あります」

「初夏の味覚 宮城県産食材フェア」は、平日のみ、ランチとディナーで提供しているが、小林シェフが惚れこんだ宮城県産食材を堪能するのであればディナーがおすすめ。女川町産ホヤの胡麻ペースト蒸しや仙台黒毛和牛の百合根餡捲き、気仙沼産のミニふかひれの山椒ソースなど7品が美しく盛りつけられた前菜にはじまり、モウカ鮫のふかひれ入り乾物の蒸しスープ、エゾアワビと海老の炒め鮑の肝ソース、仙台牛黒毛和牛の豆苗巻き蒸し、みやぎサーモンのチーズ巻き胡麻まぶし揚げ、“しもふりレッド”という銘柄豚のチャーシューと宮城県産葱のつゆそばにデザートと8品が登場する。油や塩分をできるだけ控えめにし、食材の個性、持ち味を生かすのも、小林シェフのポリシー。

「大地の恵み、生産者の思いを受けて育った食材には力強いエネルギーがありますから」

左上:宮城産食材を取り入れた前菜盛り合わせ、右上:仙台黒毛和牛の豆苗巻き蒸し、右下:エゾアワビと海老の炒め 鮑の肝ソース、左下:モウカ鮫のふかひれ入り乾物の蒸しスープ

そして、この胸が高鳴るような“美食紀行”には、より食べ手の想像力を掻き立てるような仕掛けがもうひとつ。フェアの期間中は、著名なフォトグラファーで宮城県出身の平間 至氏による撮り下ろし作品が『星ヶ岡』に飾られ、その空間に華を添える。

「僕は大学から東京で、それまで宮城を出たくて出たくてたまらなかった。でも離れると、故郷が恋しくなって。宮城は海、山に囲まれ、平野も広がり、食材が豊か。今回、旅して撮影をすることで、改めてその良さに気づかされました。小林シェフの料理は素材を活かした繊細な味わいで、まるで和食のような中華です」と平間氏は言う。

“夢”、“風”と書かれた書の横には、平間氏が実際にその目で切り取った宮城県の風景写真が。小林シェフとともに生産者のもとを回り、自身が育った原風景を撮影。土地そのものへの敬意や自然へ馳せる思いが表現された写真は、小林シェフが作る料理と共鳴し、ここを訪れる人の五感を強く刺激する。

ザ・キャピトルホテル 東急 2F 中国料理「星ヶ岡」
住所:東京都千代田区永田町2‐10‐3
TEL:03・3503・0871(直通)
営業時間:11:30~15:00、17:30~22:00(土・日・祝17:00~)
※「初夏の味覚 宮城県食材フェア~写真家 平間 至氏とめぐる美食紀行~」
は、平日限定で6月26日まで開催中。ランチ¥4,000、ディナー¥16,500・¥19,500
https://www.tokyuhotels.co.jp/capitol-h/information/32660/index.html


空間を飾る平間氏撮影の作品

Text=小寺慶子 Photograph=上田佳代子