READYFOR 米良はるか クラウドファンディングの第一人者。挑戦者との伴走で不可能をゼロに

「私は皆の"応援団"だと思っています」と語るのは、日本初のクラウドファンディングサービスを立ち上げたREADYFOR代表取締役CEOの米良はるか氏。大学院時代に開始したレディーフォーは5900件以上のプロジェクトを生む日本最大級にまで成長。日本人最年少でダボス会議にも参加し、注目を集める若手起業家である

「学生時代にパラリンピックスキーの荒井監督に出会い、何かサポートしたい! という純粋な思いがサービス開始のきっかけでした」

社内にはこれまでサポートした人たちの写真が。ロゴマークも実行者と支援者をつなぐロープがモチーフ。

経営も起業も、まったく興味がなかった

 レディーフォーの前身となるサイトを立ち上げ、支援金は100万円以上に。もともとは起業や経営に興味がなく、リーダーになるタイプでもないという米良氏だが「そんな人間でも行動を起こしさえすれば、いろんな可能性が広がる」と実感したという。しかし、投資家と話をしていた時のこと。

「事業計画を前に、どの投資家も必ず『自分の人生かけるぐらい本気でやってるの?』と聞かれました。当時22歳。心の中では『そんな人生の先までわからない』というのが本音でした」

 もちろん億単位の投資においては、そこで「はい」と言い切るべきだ。しかし社会的によい案件でも、必ず短期収益が得られるものばかりではないはず。

「何かを始めたいと思っても、たくさんのハードルを前にすると、結局やれないまま終わってしまう。挑戦のハードルを下げて、誰もがやりたいと言える場、そこにレディーフォーの意義があると感じたんです」

 その言葉どおり、現在支援を募るプロジェクトは多種多様。難民支援や地方創生などの社会問題から、自分のお店を開店したいという個人まで、どんなに小さな規模や目的でも声を上げることができる。

「ハードルを下げれば、誰もが挑戦者になれる。私は常にそんな挑戦者の"応援団"でいたいと思います」

READYFOR
2014年創業。金融機関からの資金調達が難しい創業者や個人、社会的事業に対しインターネットを活用し資金を集めるクラウドファンディングサービスを運営。

Haruka Mera
1987年東京都生まれ。慶應義塾大学在学中に東京大学との産学連携ベンチャーにて寄付を募るサイトを立ち上げ、その後スタンフォード大学に留学しクラウドファンディングの仕組みを研究。在学中にREADYFORを立ち上げ、2014年に法人化し、現職。


*本記事の内容は17年2月1日取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)