エニグモ須田将啓は、なぜ世界の過酷な鉄人レースに参加するのか?

参加者の半数が脱落。総距離約260kmのアマゾンを走りぬく、地獄のレースで男が得たものとは? 


自分の限界を決めつけない。それを試すんです

「一番死を身近に感じたレースでした」

そう言うのは、海外ファッション通販サイトBUYMAを運営するエニグモの須田将啓氏。これまでサハラマラソン、南極トライアスロンを制覇した強者が、アマゾン・ジャングルマラソンは相当のものだったらしい。

気温40 ℃以上、地図のない密林に「ジャガーに出会ったらあきらめろ」といわ れるなど過酷さは想像を絶する。常に死と隣り合わせのレースに挑戦する意義とは? 

「自分にはできないと思いこむ "メンタルブロック"をかけたくない。過酷といわれるほど挑戦したくなるんです」

それはビジネスも同様と話す。

「大概のことは困難に思わなくなりました。やってみれば必ず乗り越えられる。そこには何ものにもかえられない達成感が待っていますから」

Shokei Suda
1974年茨城県生まれ。エニグモ代表取締役・最高経営責任者。慶應義塾大学院修了後、博報堂のストラテジックプランーを経て2004年にエニグモを創業。世界135ヵ国に400万人の会員を擁するソーシャル・ショッピング・サイト〝BUYMA〞を運営する。

Text=牛丸由紀子