中田英寿「上質なホテルは、そこに“行くこと”を旅の目的にできる」【JWマリオット・ホテル奈良】

三密を避けて、家族や大切な人とゆったりと籠もる。そんな隠れ家のような“非密”のホテルや宿は、新しい旅のスタンダードとなるのではないか。そんな、いつか行きたい“NO密”かつ“濃蜜”なニッポンならではのエクスクルーシブな旅、#stayhotelの愉しみ方を提案する――。

日本初の世界ブランドが古都・奈良に

今年7月、国内初のJWマリオット・ホテルが奈良にオープンした。外資系ラグジュアリーブランドは奈良初とあって、全国のホテルラバーがこの誕生を心待ちにしていた。

開業日に開かれたオープニングセレモニーにファーストゲストとして招かれたのは、国内外を旅してこれまでに何百何千ものホテルに宿泊してきた中田英寿さん。日本初のJWマリオットブランドについて、また自身のホテル観について話を聞いた。

「世界中のJWマリオットに泊まっていますが、このホテルもまさに世界クオリティだと玄関を入った瞬間に感じました。建築やデザインはもちろん、インテリアや調度品などすべてが上質です。旅の目的にできるホテルではないでしょうか」

中田さんにとっては、海外も国内も旅は同じ。旅の充実は決して距離ではないと言う。では、何が旅へと駆りたてるのか。

「やはり学びと発見です。奈良もそうですが、どこに行っても伝統や文化があり、素晴らしい人がいる。新しいものと出合う旅は本当に面白い」

ホテルに宿泊してその地域の風土を知ることも多い。日本でも、世界基準のクオリティに加え、その地ならではの発見もあるホテルが求められると話す。

「コロナ禍と付き合うこれからの時代は、リモートワークにも対応できるホテルでなければいけません。仕事や個性ある食事ができるサービスアパートメント的な要素とリラックスして長期滞在できる安定感あるサービスの両方を備えていてほしい」

例えば、リネンやバスローブなどディテールにまで心が配られることが、ラグジュアリーホテルの必須ポイントだと言う。

「宿泊するうえで寝る場所も大事で、ベッドリネンの質にはどうしても敏感になります。ひんやりとして肌に吸いつくような繊細ななめらかさや、軽くてすっと吸いこまれるような掛け布団が好みです。このホテルのリネンは本当に上質で、これまで泊まった世界のラグジュアリーホテルに匹敵する心地よさでした」

例えばどんなホテルのリネンがお気に入りかとたずねると、韓国やパリのラグジュアリーホテルの名前がスラスラでてくる。その記憶力の素晴らしさに舌をまくとともに、旅への真剣さを感じさせられる。

ただ単に旅先の宿としてホテルに泊まるのではなく、すべてのデータを自分なりに分析し蓄積する。その目線や姿勢こそが、中田英寿たるゆえんなのだろう。

JWマリオット・ホテル奈良
住所:奈良県奈良市三条大路1-1-1
TEL:0742-36-6000
客室数:158室
料金:¥45,000~(1室あたり、税サ別)
施設:レストラン(2軒)、ジム、プール、スパほか
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Text=中井シノブ Photograph=岡村昌宏(CROSSOVER)