滝川クリステルが全身全霊を捧げる、犬猫のための新プロジェクトとは?

ライフワークといえる財団設立から初となる戌年の今年、一大決心をした滝川さん。保護犬・保護猫の現状を変えるために労を惜しまないその姿勢は、賛同する仲間を増やし、ポジティブな輪が広がる新プロジェクトを生みだしている。


保護犬・保護猫の引き取りがより身近になるように

赤い帽子が目印のこのパネル、ご覧になった方もいるでしょうか? この子たちは里親募集中の保護犬・保護猫です。そして私が代表理事を務める一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブルの新企画「PANEL FOR LIFE」のモデル一期生でもあります。

等身大パネルの赤い帽子にあるQRコードをスキャンすると、 里親募集専門サイトにつながり、モデルに近いイメージの 保護犬・保護猫の情報が表示される仕組み。

財団設立から4年。2020年までに、アニマル・ウェルフェアに則った犬猫の殺処分ゼロを目標に掲げ、各種セミナーやアニマル・ウェルフェアサミットなどを開催してきました。他にも多くの方が声をあげてくださり、保護犬・保護猫を家族に迎えるスタイルがだいぶ一般的に知られてきたことを感じています。とはいえ殺処分が年間に5万頭以上という数字は、先進国のなかで最多であることに変わりありません。また問題に関心を持つ方はすでに家族に迎え入れてくれていて、草の根運動には限度があるのも事実です。

どうすればより多くの人に、現状を知ってもらえるのか。考えていたある日、保護犬・保護猫たちの等身大パネルなら、場所を選ばないうえに、お店にも負担がないと気づきました。QRコードをつければ、その場でプロフィールも見てもらえます。

そしてこの連載の対談の縁で、家族が多く訪れる場所でもあるイケア・ジャパンと最初にタッグを組むことになりました。「PANEL FOR LIFE」はイケア9店舗と羽田空港を皮切りに、ステラ・マッカートニーやアガタジャポンの店舗でも置いてもらうことが決まっています。今後、同時多発的に輪が広がり、いつか日本中にこのパネルが置かれたら嬉しいですね。設置してくださる企業パートナーも常に募集しています。

アランの名著『幸福論』に記された言葉「運命は不変ではない。指をパチンと鳴らした瞬間にも新しい世界が生まれているのだ」という言葉をヒントにしたという滝川さんは、軽快に指を鳴らすポーズも「PANEL FOR LIFE」のトレードマークにした。イケア・ジャパンのヘレン・フォン・ライスさんとともに「パチン」。

5月22日、羽田空港で行ったオープニング発表会では、賛同してくださった、高円宮承子(たかまどのみや・つぐこ)女王殿下、環境省自然環境局総務課動物愛護管理室の則久雅司(のりひさ・まさし)室長、そしてイケア・ジャパンのヘレン・フォン・ライス社長に登壇いただきました。続くトークショーでは別所哲也さん、ローラさんが、保護犬・保護猫と暮らす日々の豊かさや魅力についてプライベート感たっぷりに談笑。三人のインタビュームービーはプロジェクトの公式サイトでも掲載していますので、チェックしてみてくださいね。

「Who’s Next?」を合言葉に、優しさの輪が大きく広がることを祈って。皆さんも一緒に指を鳴らしましょう、パチン!

PANEL FOR LIFE公式サイト:https://www.panel-for-life.org/

Christel Takigawa
1977年フランス生まれ。WWFジャパン 顧問。ローランギャロス日本親善大使、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 顧問。一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル代表。@christeltakigawa

Text=藤崎美穂 Photograph=豊田和志 Hair & Make-up=野田智子

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滝川クリステル
滝川クリステル
Christel Takigawa 1977年フランス生まれ。WWFジャパン 顧問。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 顧問。一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル代表。現在、『教えてもらう前と後』(TBS系)でMCを務める。2018年、2度目となるフランス国家功労勲章「シュヴァリエ」を受章。インスタグラム:@christeltakigawa
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