シェアビジネスの新潮流! たった1万円で有名アート作品のオーナーになる!

今年6月、雑誌「ゲーテ」で取材をした新ビジネスを展開する、オンラインプラットフォーム「ANDART(アンドアート)」。あれから半年、会員数は2500名(12月2日現在)に達した。さらなる局面を迎え、常識を覆すビジネスが加速中だ。アートシェア元年、新たなアート体験のカタチをレポートする。


すべての人に門戸が開かれた、新時代のアート体験

「ANDART」初の販売となった、世界的な人気を誇るKAWSの「NO REPLY」。1700万円分のオーナー権(※6月時点では5万円~)が、数日で完売したという盛況ぶりは記憶に新しい。

「小額から著名作品のオーナーになれる」という触れ込みで、アート作品を共同保有するという日本初のプラットフォームを作り、その革新的なビジネスで業界に激震を与えてから半年(現在は1万円から)。ついに、オーナー向けの優待の場が催された。

初開催となったオーナー限定の展示イベントでは、先の作品をはじめ、アンディ・ウォーホルの「Liz」、名和晃平の「Direction#182」「Throne(g/p_pyramid)」、バリー・マッギーの「Untitled」
(以上は完売)、そして現在も販売中の五木田智央の「LAZY BONES」と全6作品の現物が公開された。錚々たるアーティストの作品が一堂に会するという、美術館さながらの空間はなんとも贅沢だ。

アートをシェアして楽しむ、新たなコミュニティも

さらに、スペシャルコンテンツとして、ピカソの晩年に制作された「男の顔」が特別展示。その販売価格、なんと10億円(会場で購入も可能)! そのタッチや色の擦れ具合などを間近で感じられる貴重な体験も用意されていた。

そして、若手アーティストでもある書道家・万美さんのライヴパフォーマンスやアートギャラリーの作品販売所なども設けられ、まさに、アートにどっぷりと浸れるイベントだ。アートに価値を感じるオーナーが集結しているだけあって、会場は熱気に包まれた。このオーナー限定の展示イベントは、オーナー権5万円以上で参加できるというから驚き。

日本中をみんなの美術館に

「ANDART」CEO松園詩織さんとCOO高木千尋さんが目指すのは、誰もがアートにお金を投じることができ、世界全体がみんなの美術館になる世界だという。

「共同保有されたアート作品の多くは公共展示を予定しています。現在、名和晃平さんの『Throne(g/p_pyramid)』が銀座 蔦屋書店(GINZA SIX 6階)で、また、名和晃平さんの『Direction♯182』がモダンフレンチレストラン『sanmi』(虎ノ門ヒルズ2階)で公開展示を実現することができました。ご希望に応じて、オーナー様のお名前を作品とともに表記できるので、新たなアートの楽しみ方を体験していただけるのも、共同保有ならでは。

私たちは、取り扱うアート作品に資産性があるかどうか、将来性があるかどうか、そして個人では所有しづらい大型や立体作品であるかどうかをキュレーションの基準にしています。徹底しているのは、独自の厳しい審査基準を通したものだけを販売することです。今後、世界中のオークションハウスの落札実績を収集したうえで、落札額の推移、現在の評価などをわかりやすく、データでオーナー様に提供予定です。インターネット業界をバックグラウンドに持つ我々ならではのデジタル的なアプローチをさらに強化していきます」

嬉しいことに、オーナーになった作品について、今後、PCやスマホでリッチに鑑賞したり、家で投影できるような仕組みを検討・準備中だという。"所有権ではなくオーナー権を得ること"とは、現物がそばにはなくても、いまだかつて体験したことがないアートの楽しみ方ができること、アーティストを応援できること、そしてアートを通じたオーナー同士のコミュニティを形成できることにもつながる。
今後、どんなアート作品が販売されるのか目が離せない。


問い合わせ
ANDART(アンドアート) https://and-art.jp/


Text=谷内田美香(ゲーテWEB編集部)


【関連記事】
アンドアート松園詩織「"アートの持ち方";の概念を変える」