女優・宮沢りえが、生涯を通して寄り添っていたい人への想いとは?

10代の頃から30年以上撮影をともにしてきた、女優・宮沢りえから操上和美への特別メッセージ。

親愛なる操上さんへ

操上さんと初めてお会いしたのは

私が16、7歳の時だった。30年前だ!

いつも写真を撮ってもらっている間、

密かにこちらがシャッターを切りたくなる位、

カメラを持つ操さんは、鋭く純粋で優しくて、

ずーっとかっこいいのです。

そのカメラのレンズを通して私は

人として女として、表現者として、

いつまでも美しくありたいと思い続けています。

30年の間に私の身体と心を通り過ぎていった希望も絶望も、

豪華なドレスを着てばっちりメークをした私も、

お家でご飯を頂いて

酔っ払って寝てしまった寝顔も全部ひっくるめて、

本当の私が操さんのフィルムに収められていて、

その時の私を摑み取る様に撮影してくれた、

写真たちは私の宝ものです。

私は欲張りです。。

シャッターの切る音と共に、

操さんのエネルギーの源である

身体の右側にある心臓をまだまだ、

もっともっと、ドクドクと轟かせてほしいです!

Rie Miyazawa
1973年東京都生まれ。’84年にモデルデビュー。『紙の月』『湯を沸かすほどの熱い愛』『人間失格 太宰治と3人の女たち』など、数々のヒット作をもつ。近年もテレビドラマ、映画、舞台、CMと多方面で活躍し、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を始め、読売演劇大賞など、多くの賞を受賞している。

Photograph=操上和美