ファーストクラスのジムを運営! ヴィエリス佐伯真唯子の組織のつくり方とは?【女性起業家】

SNSやインターネット技術が発展した現在、かつてないほど女性が起業しやすい時代が訪れた。豊かな感性や打たれ強いしなやかさ、そして、現状を打破する行動力を持つ女性起業家たちのビジネスに迫る。


従業員の声から改革し、離職率が半減した

2月のオープン以来、名だたる経営者が密かに通うという完全プライベートパーソナルジム、それが「PLUS ME(プラス・ミー)」だ。

五輪選手のトレーナーのメソッドによるトレーニングやコンディショニングのほか、アフターストレッチや高濃度のミネラルチャージスパ、さらに栄養指導までを一環して提供。トップアスリートレベルのサービスをひとりひとりに合わせ、自由に組み合わせて身体づくりを行うことができる。

そんなまさにジムの"ファーストクラス"を運営するのが、ヴィエリス代表取締役CEO佐伯真唯子さんだ。実は渡辺直美のCMでもおなじみの脱毛サロン「KIREIMO(キレイモ)」を、創業5年で業界トップへと導いた敏腕リーダーだ。彼女が常に心がけるのは働きやすさ。「ES(従業員満足度)が上がらなければ、CS(顧客満足度)にはたどりつかない」と、社員の意見を隅々まで聞き、育児のための時短勤務やサロン勤務でも土日休日にできるなど、ライフステージに合わせて13もの雇用形態を設定。

さらに全国の社員が参加するグループウェア上で、社員同士が「ほめる文化」を生み出した。その結果、離職率は半減し事業の発展を実現することに。実は職場環境への積極的な取り組みは、日本以上に世界が注目。国連のSDGs推進会議に招待され、2年連続でスピーチを行っている。

社員がまだ100名程度だった時には、全員の日報に毎夜コメントしていたという佐伯さん。「今もお客様のメールやネットに上がる自社の評判を毎日チェック。改善の芽があれば、すぐに対応しています」と、その成長の陰には顧客が、社員が、何を必要としているのかを地道に積み上げてきた努力がある。

「私たちが目指すのは"美容と健康の総合カンパニー"。多様な視点を取り入れながら、自分がやるべきことは何かをさらに追求していきたいと思っています」


佐伯真唯子の仕事における三種の神器

Mayuko Saeki
北海道東海大学卒業後、大学のグループ企業に入社。退社後、美容専門学校に入学してエステティシャンに。2013年創業メンバーとしてヴィエリスに入社。’19年より現職。 https://plusme.jp


Direction=島田明 Photograph=丸谷嘉長(カウンタック写真部) Text=牛丸由紀子 Hair & Make-up=サユリ(nude.)