時代のリーダーが欲しがる! 私をワクワクさせるモノ【山口 周・谷尻 誠・麻生 泰】

「仕事が楽しければ人生も愉しい」とは、本誌が掲げる大人の理想の生き方。その頑張りには、やはり自分を前に押しやってくれる“ご褒美”が必要だ。そこで日々仕事に邁進する各界のリーダーたちに、いま欲しいワクワクするご褒美的モノを聞いた。

山口 周/「スタインウェイ&サンズ」のグランドピアノ

外出が制限されると家でどれだけ豊かに過ごせるかで生活の品質が決まる。僕の場合、どうしてもピアノが筆頭に来る。楽器はスタインウェイのグランド、それも1960年前後の、敢えてのニューヨークスタインウェイ製で、艶消しの黒が欲しい。ポーンと鳴らした一音のふくよかさに官能に似た感覚を抱いて以来、忘れられない。これに美味しいワインと坂本龍一の楽譜さえあれば、外出自粛が何日続こうがそこは楽園となるだろう。

Shu Yamaguchi
作家。1970年東京都生まれ。独立研究者、作家、パブリックスピーカー。慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科修了。電通、BCGなどで企業戦略策定、文化政策立案、組織開発などを担当する。『ニュータイプの時代』など著書多数。

谷尻 誠/渓流沿いの敷地

ここ数年キャンプに通った結果、本当にあったらいいなという"形"が明確になってきました。泊まらないと買えないアート、泊まらないと観られない作品、泊まらないと飲めないお酒、泊まらないとできない体験。それらを"形"にして表現したい! いまのような便利な時代こそ、敢えて不便に作ること、それがクリエイティヴィティを高めるのではないかと思うのです。その舞台にしたい渓流は、滝を買うようなイメージですね。

Makoto Tanijiri
建築家。1974年生まれ。穴吹デザイン専門学校卒業後、本兼建築設計事務所、 HAL建築工房を経て2000年にサポーズデザインオフィスを設立。’14年より吉田 愛と共同主宰。多くの建築賞の受賞し、国内外で高い評価を得ている。

麻生 泰/「ユニット」のサーフプール

¥100,000,000〈工事費別・編集部調べ〉(ユニット・パークテック/SEアミューズメント TEL:050-2018-0581)

いま、一番楽しんでいるスポーツがサーフィン。プーケットに保有する施設にウェーブプールがあるのですが、もっと身近でいつでも楽しめる場所にも設けたい。そしてサーフィンの楽しさを多くの人に知ってもらえるような、気軽に利用できる施設にしたい。ウェーブプールは天候や時間に左右されず、"波待ち"も不要で、いつでも練習できます。友人とチームで大会にも出場しているのですが、もっと技を磨いて活躍したいですね。

Toru Aso
医療法人社団東美会 理事長 兼 東京美容外科 統括院長。1972年奈良県生まれ。藤田保健衛生大学医学部卒。慶應義塾大学医学部大学院にて医学博士号取得。形成外科、大手美容外科を経て、東京美容外科を設立。海とヴァイオリンの好事家の顔も。

Direction=島田 明 Text=竹石安宏(シティライツ) Photograph=隈田一郎、Getty Images Styling=久保コウヘイ