長澤まさみ「私は性格的に白黒つけてしまいがち。"グレー"な部分も大切にしたい」

大ヒット公開中の映画『コンフィデンスマンJP』。主人公ダー子を演じる長澤まさみさんにインタビュー。


ダー子の性格は、私に共通するところが多いかも

長澤まさみ扮するすご腕の信用詐欺師、ダー子の活躍を描いた人気ドラマ『コンフィデンスマンJP』。その待望の映画版が公開される。

「映画化はホント? 詐欺? と噂になっていると聞いて、そう捉えるのか! と(笑)。でも作品の世界の延長として、楽しんでくれているんだなって」

作品の魅力は、騙し騙され二転三転するストーリー。そして豪快かつ愉快な主人公ダー子のキャラクターだ。

「ダー子の性格は、私に共通するところが多いのかもしれません。キレイとか可愛いより、面白い人だと思われるほうが好きなところとか。でもコメディの難しさは、その場のノリだけで演じると笑えなくなること。現場でやってみて、周囲のスタッフさんの反応を、判断基準にしていました」

30代は「女優として、人間として何でもできる時期な気がする」。何をすべきか、何を信じるべきか、「直感で即断することが多い」と話し、これに続けた言葉に大人としての賢明さが垣間見えた。

「人間は、ちょっと曖昧なほうがいいのかなと思うことはありませんか? 私は性格的に白黒つけてしまいがちなんですが、ここ最近は逆にそういう"グレー"の感覚を持つことを課題にしているんです。物事を"こうだ!"と判断する前に、そこにある可能性に目を向けたい。そうやって生まれる大事なこともあるような気がしています」

Masami Nagasawa
1987年静岡県生まれ。2000年に第5回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリ受賞。『世界の中心で、愛をさけぶ』『モテキ』『アイアムアヒーロー』『マスカレード・ホテル』など多くの話題作に出演。現在、映画『キングダム』も大ヒット公開中。


©2019「コンフィデンスマンJP」製作委員会
『コンフィデンスマンJP』
すご腕コンフィデンスマン(信用詐欺師)のダー子率いる3 人組が、欲望にまみれた人間から大金を騙し取る人気ドラマの映画版。香港マフィアの女帝をターゲットに、ダー子のロマンスも絡め、豪華キャスト陣が騙しあう。
監督:田中 亮
脚本:古沢良太
製作:フジテレビジョン・東宝・FNS27社
音楽:fox capture plan
出演:長澤まさみ 東出昌大 小日向文世
全国東宝系にて公開中


Text=渥美志保 Photograph=井出眞論