【シリーズ女性起業家】Create My Life わたしたちが起業を選んだ理由 vol.6

年商1億の売り上げをPRの力で120億にした伝説の敏腕PRプロデューサー、ikunoPR代表・笹木郁乃さんが送る「シリーズ女性起業家 Create My Life」。今回のゲストは、祇園のホステス時代に培った処世術と、その後の営業職で身に着けたストラテジックな理論を活かした婚活テクニックで話題の婚活塾「本命女アカデミー」主宰の青山せり奈さん。青山さんの今までの経験が、どのように現在のビジネスへと結びついているのか語ってもらった。


必勝の婚活テクニックとは?

笹木郁乃さん(以下、笹木)初めて青山さんに会った時の印象は強烈でした。独立心旺盛で、一人で生きていくわという雰囲気があって、私のPR塾に申し込んでくれたのがとても意外でした。でも、講義でお会いするうちに優しくピュアな方だと印象が変わっていきましたよ。

青山せり奈さん(以下、青山)え! そんな印象だったんですか? まずは改めて私の今までを紹介させてください。大学生の頃、週に6日出勤で祇園のホステスをしていました。私は3ヶ月経っても指名ゼロだったのですが、独自の方法によって7ヶ月目でいきなり売り上げトップに。

その後、新卒で就いた大手人材会社の法人営業は、非常にタフな世界で、部署の同期17人のうち、最後残ったのは私含め2名だったほど。その2つのノウハウを婚活に活かせないかと、働く女性向けの婚活塾「本命女アカデミー」を開講しました。

笹木 青山さんはブログもコツコツ続けていて、ブレずにずっとやり続ける地道な努力がすごいなと思います。先日、渋谷で行われたイベント『国際女性デー HAPPY WOMAN FESTA』に青山さんが登壇された時は、生徒さんが50名くらい駆け付けてくれていて。その絆の深さに驚きました。

青山 私は、ビジョンが合う方しか生徒さんとして採らないんです。経済的に男性に寄り掛かるのではなく、自立していて、それでいて男性を立てていきたいというマインドの方。そんな女の子たちを応援したいのです。

私は見てのとおり美人ではありません。学生の頃は、整形したくてしたくて。だって、周りは美人ばかりですから。そんな時に作家・蝶々さんの本を読んで目が覚めます。「モテないことを顔のせいにするな」と。私は学生時代にホステスを2年やっていたわけですが、普通は1ヵ月でもらえる指名も私はゼロ。そこで考えました。クラブとかラウンジホステスって、コミュニケーションという無形商材を扱う B to C の営業職だと思うんです。顔のつくりだけで愛されるのには限界がある。美しくなる努力は大前提ですが、それ以上にコミュニケーション能力、愛嬌や心遣い、ファッションセンス、これが男性から大切にされるために一番重要ということを学びました。

ホステスって色恋ビジネスだと思われていますが、女性的な魅力だけだと指名は続きません。人間力がないと長いお付き合いにならないんです。生徒さんとはその学びと経験を共有しています。

笹木 起業して恋愛を商材に選んだ理由は?

青山 キャリア×恋愛アドバイザーとして面談を始めたら、9割が恋愛相談でした。なので、だんだん恋愛にシフトしていきましたね。

笹木 疑似恋愛の百戦錬磨である元ホステスさんが伝授する恋愛塾って最強ですね。具体的にはどんな講義をしていくのですか?

青山 まずは、男性心理や恋愛の正解を伝える講義を行ってから、生徒さんが実際にデート、職場、友人で試した時どうなるか。その作戦会議を4~6人でグループコンサルしていきます。

仕事と同じくデートだって、事前の準備が8割だと思っています。お相手のプロフィール、LINEのスクリーンショットからプロファイリングし、分析を行います。「例えば彼だったらこの言葉が刺さる。実際言ってみて」とカンペをつくり、練習してもらいます。私も新人営業職時代は、上司が相手先の企業の攻略法を組み立ててくださって、いざ商談にGO!みたいな感じでした。それを恋愛に応用するのです。

それだけだと足りないので、LINEの添削もしています。失敗している女性は、お相手に対して“塩対応”すぎて、「脈ないな」って思われてしまっているか、絵文字多用のラブリーすぎるメールでなめられているかのどちらか。私が内容をチェックして24時間対応し、実質、生徒さんの彼と私がメールしてる形になり、そこから学んで頂きます。

笹木 なんと!24時間対応!

青山 生徒さんの恋愛を上手く進行させるにはやはり24時間対応は必須です。大変だけど面白いですよ。半年以上音信不通だった2人をラブラブなやりとりさせるまでに復活させたこともありました。まるで営業OJTですね。

笹木 す、すごい。徹底している。その生徒さん累計何人いらっしゃるのですか?

青山 卒業生は120名くらいでしょうか。ひとりに対して彼氏候補の男性は数名いらっしゃるので、結構なシミュレーションをすることになりますね。現在は1〜6期生が卒業していますが、再現性が高く、生徒さん1人ひとりと2人3脚なカリキュラムなので全ての期で3ヶ月以内だけでも2人に1人が告白されています。講師業というと、私が主役に見えるかもしれませんが本命女アカデミーは生徒さんたちが主役。それを私がプロデュースしましたという方式です。

笹木 しっかりと全期で生徒さんの結果も出てるんですね。素晴らしいです!  このビジネスにおいて、青山さんにとってのやりがいって何でしょうか?

青山 12年ぶりに彼ができたなんていう話も確かにうれしいのですが、昔の私のように悩んでいた彼女たち自身が女性としての魅力的な部分を発見して“こじらせ”がとれていく瞬間や前進する過程に立ち会えるのが喜び。それが私のモチベーションになっています。

とある生徒さんは男性不信でしたが、入塾してから彼ができて。彼女のおばあさまは孫が結婚できるのか、とても心配されていたのですが、おばあさまが亡くなる寸前に婚約のご挨拶ができたということがあり、私も感無量でした。正しく学び実践し、そして人生が変わっていく。そんな人生のサポートができるのが私のやりがいとなっています。

笹木 それは素敵なエピソード。うれしかったでしょう。生徒さんと二人三脚で3か月濃密に指導しているからこそ、喜びもひとしおですね。仕事をする上で大事にしていることはどんなことでしょうか。また、今後の展開も教えてください。

青山 その人その人のいいところ悪いところをしっかり見極めて指導することでしょうか。そして個人的には人間性が上品か、礼儀正しさ、社会性、小さいことに感謝できるかを大事にしているので、生徒さんともそれを共有したいなと考えています。今後は「本命女アカデミー」を続けつつ、講座もバリエーションを増やしていきたいです。著名男性を招いたセミナーも開催するのもいいかな、と。将来的には大学で講義もしてみたいです。私自身、大学時代に人生の変化が訪れたので、若者に影響を与えられたらと思っています。


青山せり奈さんへ一問一答

自分を動物に例えると?
うーん、犬っぽいところと猫っぽいところ両方あるって言われますね。犬のように懐くけど、猫みたいにマイペースなところもある。ちなみに動物占いだと、「磨き上げられたたぬき」いです。コミュニケーション上手ということらしいです。

休日はどう過ごし方は?
犬と遊ぶのが楽しい! 捨て犬のマルヨーキー。7歳ですが、2歳の時に引き取りました。保護犬。小学生の時にテレビで年間12万頭殺されているという事実を知って心を痛めました。飼うなら施設からもらいたいと思い、栃木までお迎えに行きました。

楽しみにしていることは?
今年は生徒さんと一緒に女性向けの「クラブせり奈」イベントを開催したいです。生徒さんがホステスでメルマガの女性読者がお客さん。秋までにはやりたいですね。

座右の銘は?
盛者必衰。どんなに成功してもおごり高ぶると衰退する。ステージがあがっても謙虚さ、奥ゆかしさは持っていたいと思います。

Serina Aoyama
大学時代に祇園でホステスを経験。3ヶ月指名ゼロの状態から、7ヶ月でトップホステスへ。その後、一部上場企業でBtoBビジネスを約5年間経験。1億円以上を売る営業ウーマンとして働く。独立後はスクール事業として、恋もキャリアも諦めたくない女性向けの婚活塾を主宰。3ヶ月以内に、2人に1人が告白される実績。職場や恋愛現場で必要なコミュニケーションを再現性高くロジカルに学べる点が生徒から人気。

Text=三井三奈子 Photograph=坂田貴広


笹木郁乃
笹木郁乃
宮城県出身。ikunoPR代表。「エアウィーヴ」、「バーミキュラ」2社の飛躍にPRで大きく貢献した後、2016年2月に独立。2年で、約600名の経営者・起業家に対して、PRについて直接指導。 日本唯一の「PR塾」主宰。1期〜11期(定員30名)まで毎回満席・キャンセル待ちの人気に。その他、メディアとのアカデミー設立、企業や政府支援団体のPRプロデュースなどに力を入れる。
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