リーチ・マイケルがラグビーW杯決勝トーナメント進出へハンドルを握る

 リーチ・マイケルは、格闘球技ともいわれるラグビーで、日本代表の先頭に立ってチームを鼓舞する頼もしいキャプテンだ。 そんな頼れる主将が愛車、ランドローバーの「ディスカバリー」を前に、来年日本で開催のラグビーW杯について語った。


すべては日本代表を強くするために

身長189㎝、体重105㎏。頑健で、しなやかな肉体は、ニュージーランド人の父とフィジー人の母から受け継いだ。15歳で、生まれ故郷のニュージーランドを離れて単身来日。日本の高校、大学で学業とラグビーに励み、世界トップレベルのプロラグビー選手となった。

そんなリーチが毎日ハンドルを握っているのが、ランドローバーの「ディスカバリー」だ。妻と子供を乗せて遠出することもあれば、自宅とトレーニング場の往復にも使う。

「大きくて運転がしやすい。車の周囲を確認するカメラやセンサーがたくさんついていて、守られている安心感があります」

練習の帰りには、ゆったりとしたシートに身をゆだね、練習をレビューし、改善点を見つけだす。たったひとりの思索の時間が、明日への活力を生む。

長身で筋肉質、手足の長いリーチでもリラックスできる運転席。練習の疲れを翌日に残さずにすむという。

2019年9〜10月、4年に一度のラグビーワールドカップ(RWC)が日本で初めて開催される。日本代表は前大会では達成できなかった決勝トーナメント(ベスト8)進出に向けて急ピッチの強化を進めている。

しかし、リーチは、’15 年のRWC以降、約1年にわたって日本代表を離れた。

「’19年までのスパンで考えたら、そこしか休む時間がありませんでした」

’15年大会では南アフリカ代表を破る快挙で世界を驚かせたが、想像を絶する猛練習で肉体は悲鳴を上げていたのだ。

そして’17年秋、リーチはさらに逞しくなって日本代表に戻ってきた。毎年2月〜8月にかけて開催されているプロリーグ「スーパーラグビー」では、過去4シーズン、自らのレベルアップのためニュージーランドの強豪チーフスでプレイしていたが、’18年からは多くの日本代表選手がプレイするサンウルブズに移籍した。

「来年のRWCに向けて、一緒に戦う機会が多いほうが日本代表は強くなりますから」

リーチの行動はすべて日本代表を強くするためにある。今やリーチの最強の相棒となったディスカバリーを、リーチはラグビーのポジションにたとえた。

「フランカーかナンバーエイトですね」

力強い突進とタックルだけではなく、パス、キックなどマルチな能力が求められる。そう、それはリーチが務めるポジションであり、彼のプレイスタイルそのものだ。

「丈夫で壊れない。速くて強いでしょう?(笑)」

代表資格に国籍を問わないラグビーでは日本代表にも海外出身者が多い。英語と日本語を自在に操るリーチは貴重な存在だ。

「キャプテンとして、コーチと選手が同じ考えを共有できる環境を作りたいです」

ラグビー王国ニュージーランドに生まれ、多感な青春時代を日本で過ごした。献身的に支えてくれた日本の人々への感謝はいつも胸のなかにある。

「’19年は僕の人生のクロスロード。ニュージーランドで15年、日本で15年になる節目の年です。いろんな想いがあるので、ベストのパフォーマンスを見せたい」

世界の大舞台で日本代表を悲願の決勝トーナメント進出に導けるのか。リーチの夢がかなう瞬間を楽しみに待ちたい。


Micheal Leitch
1988年ニュージーランド生まれ。15歳で札幌山の手高校に留学し、東海大学、東芝ブレイブルーパスに進んだ。高校日本代表以降、各世代の代表チームに選出され、2008年に日本代表入り。’15年のラグビーワールドカップでは日本代表キャプテンを務めた。’12年、日本人女性と結婚。’13年には日本国籍を取得。「神に誓うな、己に誓え! 」という言葉は大学時代の友人から教えてもらった。日本人の精神力の強さを尊敬するリーチは、自分に厳しく「世界最強のラグビー選手になりたい」と思い続ける熱血漢である。


LANDROVER DISCOVERY
1989年にデビューした「ディスカバリー」は、’90年代に〝キャメルトロフィー〞というオフロードイベントのオフィシャルカーとして使用されたことで、世界的な人気を獲得。昨年から受注を開始した現行のモデルは、比類なき走破性はそのままに、それまでのスクエアな印象から、都会の街並みに映えるスタイリッシュな外観へと生まれ変わっている。

リーチの乗る「ディスカバリー」は世界的に定評のあるオフロードSUV。操縦の安定性は抜群だ。¥8,197,000~[税込]


問い合わせ
ジャガーコールTEL0120-050-689


Text=村上晃一 Photograph=隈田一郎