女優・生駒里奈「元気な女の子のイメージがあるけど、本当の私は全然違う」

アイドルグループ、乃木坂46卒業からまもなく2年。そこにいたのは自然体な彼女。女優・生駒里奈は、今は大変だけど、楽しいと言う。

つくられたイメージから素の自分へ

「自分のイメージを気にしなくなりましたね。というか、昔から気にしないタイプでしたけど、アイドル時代は“麦わら帽子が似合う元気な女の子”っていうイメージがひとり歩きしていた。でも、本当の私は全然違う。元気な子って思われているけど、あまり活発じゃないし、決して社交的でもないんです(笑)」

素の自分でいられる今が、「とても楽しい」と生駒里奈は言う。

「乃木坂時代はよくも悪くも自分よりグループが優先。自分の行動がグループの責任になっていました。でも、今は成功しても失敗しても、すべて自分のせい。その状態が楽だし、とても心地いい。私は0か100かの人間なんですよ。興味を持ったことには全力で取り組みますが、薦められても興味がなければ、したくない。今、以前はできなかったことに、挑戦させてもらえている。後押ししてくれる人がいて、幸せに感じています」

卒業後、ひとりになって、本当にやりたいことが見えてきた。それが女優という仕事だ。

「芝居は長い歴史があるのに、正解がない世界。そこが、面白いんです。例えば、“ありがとう”。もうこれ以上の言い方はないっていうくらい使い尽くされていますが、そんななかで“この人が言うありがとうが一番沁みるよね”っていうのがある。私も、そんな風に思われたい。女優の道は長くて険しいです」

険しいからこそ、やりがいがある。彼女の人生の教科書は『NARUTO』。ナルトの「険しい道の歩き方が知りたい」との言葉を胸に、今を突き進んでいる。

「私の演技はまだまだ。でも失敗するからこそ成功を考えられるようになる。かすり傷を経験すると、骨折までのケガはしないと言い聞かせています」


Rina Ikoma
1995年秋田県生まれ。乃木坂46の第1期生オーディションに合格。1stシングル「ぐるぐるカーテン」でセンターを務め、CDデビュー。2018年5月に卒業後、女優、タレントとして活躍中。

Text=川岸 徹 Photograph=滝川一真 Styling=船橋翔太(DRAGON FRUIT) Hair&Make-up=遠山祐紀(MAXSTAR)