ゴールドマン・サックスCEOも! 最先端の経営者がDJに夢中になる理由

ゴルフ場が経営者の社交場だったのは昔の話! 今、イケてる経営者が集う最先端スポットといえば“クラブ”だ。しかも、DJとして自らグルーヴを生むことを趣味とするプレーヤー経営者が続出中だという。ここでは、日米を代表するDJ経営者2名をピックアップ!


万国共通語になったダンスミュージック

組織コンサルタントとして活躍する傍かたわら、世界3大EDMフェスのひとつ「EDC」を日本に誘致するGMOカルチャーインキュベーション社長も務める吉山勇樹氏。これまで、自腹を切って幾度となく何十国ものクラブ・フェスシーンを見て回ったそうだ。そこで気づいたのは、ダンスミュージックが万国共通語として役立つことだったという。

「例えばオランダでは、国王の即位式にDJが招かれることも。海外にはダンスミュージックカルチャーが根づいている国が数多くあり、親世代から慣れ親しんでいる人も多い。なので、音楽の趣向に共感が生まれると非常に強い関係になるんです」

今も月に1度は海外から呼ばれDJとしてプレイするという。

「DJのキャリアは22年。続けてきてよかったと思います」

イベントプロデュースをする六本木の紹介制ラウンジ「トランプ」でプレイする吉山氏。シャンパー ニュ騎士団オフィシエでもある吉山氏が厳選したシャンパーニュも楽しめる。
Yuuki Yoshiyama
1980年生まれ。GMOカルチャーインキュベーション代表取締役社長。。10代でDJを始め、大学時代にはベンチャー企業の創業・運営に参画。ハイブリッドコンサルティングCEOも兼務。


世界トップ経営者は、DJの腕前も一流

ゴ ールドマン・サックスを率いるデービッド・ソロモン氏も、音楽に魅せられたひとり。所有しているレコード、CDの数は何千枚にも及び、現在は、D-Solという名前でDJ活動も行う。Spotifyでリリースしたシングル「Don’t Stop」が大ヒットするほどの腕前だ。

「ラスベガスでのプロジェクトを通じて、ポール・オーケンフォールドという、ダンスミュージックの教祖と知り合いました。以降、私は彼からDJの手ほどきを受け、著名なクラブでDJをする機会を得ました。ずっとDJを続けていくには気力と体力が要ります。スプリントではなく、マラソンといえるでしょう。仕事で結果を出すにもハードワークが必要です。そして仕事以外に夢中になれるものがあるからこそ頑張れる。DJはそれを私に教えてくれたのです」

12年ぶりのCEO交代とあり、ビジネス界でも注目を浴びるソロモン氏。「DJ活動をしているおかげで、若い社員が積極的に話しかけてくれるようになりました」と語る。
David M. Solomon
1962年生まれ。ゴールドマン・サックスCEO。’99年、パートナーとしてゴールドマン・サックスに入社。2017年1 月から社長兼COO、’18年10月から現職。


Text=大隅祐輔 Photograph=滝川一真(吉山氏)、ロイター/アフロ、Paul Morigi/Getty Images