ヘネシー X.Oに酔いしれた夜。吉田栄作が語る仕事、そして次なる挑戦とは?

去る6月下旬、「ヘネシー X.O カクテルコンペティション2018」が開催された品川プリンスホテル DINING & BAR TABLE 9 TOKYOには、20人のファイナリストが集結! 「セレブレイトカクテル 〜勝利の美酒〜」をテーマに、白熱の特別審査員を務めた吉田栄作さんがヘネシーの奥深さと仕事への情熱を語る。


ファイナリスト20名の頂点に立ったセレブレイトカクテル

東京に初夏の風を感じる休日、品川プリンスホテルDINING & BAR TABLE 9 TOKYOにて「ヘネシー X.O カクテルコンペティション2018」が開催された。世界で最も愛されるコニャックと称されるヘネシー X.Oを用いたカクテルを創作するこの大会で、特別審査員を務めたのが俳優・歌手として活躍する吉田栄作さんだ。

自身のライヴで、オリジナルカクテルをファンに振る舞ったこともあるほど、お酒の知識も経験も豊富な吉田さん。「セレブレイトカクテル ~勝利の美酒~」をテーマに、20人のファイナリストが目の前で作る創造性豊かなカクテルの審査に取り組んだ。

優勝カクテルは、白ワインや柚子シロップを使用した「Vivra Vivre~素晴らしい人生~」。

「皆さん、プロ中のプロばかりなので、優劣をつけるのは本当に難しかったですね」

ヘネシーは「ゆっくり味わう特別な時のお酒」というイメージだという。

「僕はロックで味わうことが多いんです。審査の決め手は、ヘネシー X.Oを活かしているかどうか」と、審査員特別賞として彼が選んだのは福岡・Bar ugleの堤 卓真氏による「La Bonheur(ラ・ボヌール)」。

「非常にシンプルなレシピですが、シャンパンの爽やかさのなかに、ヘネシー X.Oの味わいをしっかり感じました」

審査を通し、吉田さんはバーテンダーがお酒へ傾ける情熱とその緊張感を間近で感じたそう。自身も仕事への情熱の裏に大事にしていることがあるという。

「一番大事にしているのは “仕込み”。役への準備です。役柄の職業や歩んできた人生を考えるうちに、勉強すべきことがたくさん出てくるんです。知識だけではなく、美容師ならどう手を使うのか、バーテンダーならどんな立ち居振る舞いがふさわしいのか。役者である以上その勉強は無限。毎回が新しい挑戦だと思っています」

優勝の栄冠は名古屋東急ホテルメインバー「フォンタナディ トレビ」の岡山 寛氏に。

演じる一瞬にたゆみない情熱と努力が込められているのだ。デビューから今年で30年、年齢も来年50歳を迎える。

「現在のライヴタイトルが『チャプター2』。節目を迎えた今、そろそろ“チャプター3”に向かう時期と感じているんです」

もちろん、そこには不安も。

「僕の曲『真夏の路上』に『夜明け前、嵐を待ってる』という歌詞がありますが、それがまさに今の自分。でもどんな嵐も、楽しんでいきたいと思います」

伝統のなかで新たな味わいを生み続けるヘネシーの革新も、そして嵐にこそ立ち向かう吉田さんの挑戦にも終わりはない。妥協なき技術と情熱が開く、新たな扉の先を楽しみにしよう。

Eisaku Yoshida
俳優・歌手。1969年神奈川県生まれ。’88年映画『ガラスの中の少女』でデビュー。映画・TVのほかミュージカルなど舞台でも活躍。俳優業とともに音楽活動でも人気を博す。


Text=牛丸由紀子 Photograph=豊田和志