お金じゃなくて愉しさ重視! 堀江貴文の投資論【ホリエモン特集】

ホリエモン流の「投資」とは、一般にイメージするようなお金儲けのためではない。少しでも世界を便利に面白く─。堀江さんのなかには、その思考しかない。


「"僕と僕の投資先"は"秋元 康さんとAKBグループ"との関係に似てる」

「僕の場合、"投資"というより『自分が欲しいものや、世の中がこうなったらいいな』というものをつくる感じに近いですね。『こういうのいいよね! じゃあつくろうか! 誰やる?』みたいな感じ。すべてにコミットする時間はないけど、単にお金を出すだけでもない」

会社によって関わり方も違えば、そもそも金儲けが目的ではないため、"堀江流投資術"などという言葉では表現できない。イメージとしては「秋元 康さんとAKBグループとの関係」に似ているとのこと。

「歌詞も提供する。運営会社の株主にもなる。でも、すべてに関与するわけじゃない。そんな感じ。握手会の売り上げってCDが主なわけです。ということは、レコード会社や秋元さん、作曲者に配分されます。僕は秋元さんのような立場で動いている。複合的に関わっています」

「"情けは人のためならず"じゃないけど、結局は自分のため」

堀江さんの思考回路には「これが儲かりそうだからやる」「こういう技術があるから、何かできないか」という発想はない。では、約30もの企業や団体に投資し、継続的に自らも事業に関わる原動力は何なのか?

「プロダクトアウトの発想ってだいたいうまくいかない。『俺こんなすげえもんつくったんだけど、何かに使えない?』と言っても『いや、いらないです』と言われるのがオチ。世の中の役に立ち、理想の世界をつくるために事業をやる。そう考えたほうがみんなハッピーだし、うまくいきやすい。世の中をよくしようと思うのは、"情けは人のためならず"じゃないけど、結局は自分のためなんですよね」

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Text=竹村俊助(WORDS)  Illustration=あべあつし