ビームス設楽洋社長がハワイに行ったら必ず足を運ぶ鮨の名店とは?

ハワイ渡航歴は80回をを超えるというビームス代表取締役社長・設楽洋氏が、ハワイに行く理由の一つは、ここの鮨が食べられるから。多くの経営者や著名人ががリピートし、予約は数ヵ月先までいっぱいという『すし匠』の醍醐味とは――。


もはや芸術の域! 鮨の真骨頂

「アパレル業界はスピードが速いので、ハワイのゆっくり流れる時間や空気が心地いい」と言う、ビームス設楽洋氏の渡航歴は80回を超える。そんな設楽氏が家族とハワイで必ず予約を入れ、楽しみにしているのは『すし匠』での時間だ。

「中澤さんが握る鮨は、日本で味わえない地元の魚を駆使した個性的な逸品。ヤシを使ったガリや南国のフルーツと地魚をあわせた一貫など、そのアイデアに驚きます。和食の粋を感じつつ、趣向を凝らした日本とハワイの融合の鮨がいただけます」

2016年に大将、中澤圭二氏がハワイに開業して以来、カウンターが空席になることはない。中澤氏からとある話を聞いた。

モロカイ島にひとりの漁師がいて、彼が獲るボタンエビはとても旨く、常にネタとして仕入れたい。けれど、漁は不定期。理由は、彼がモロカイのエビを守りながら漁をしているからだという。そこには増えすぎた時だけ捕って売るという想いがあったのだ。自然を守る彼らの姿勢から、中澤氏は旬を食せずとも食材を守り、自然に感謝する気持ちをこめ、職人が最大限に美味しくすればいいと考えるようになったそう。

その熱い思いにファンは後を絶たない。

すし匠
住所:The Ritz-Carlton Residences Waikiki Beach,383 Kalaimoku St. Honolulu
TEL:808-729-9717
営業時間:First Seating 17:00~19:30 / Second Seating 20:00~22:30
休み:日曜


Yo Shitara
1951年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。電通のプロモーションディレクターとして数々のヒットを飛ばす。’76年「ビームス」設立に参加。現在も個性強きビームス軍団の舵取り役。


Text=今井 恵 Photograph=熊谷 晃