【インタビュー】篠原涼子の迷いと輝きに満ちた青春時代とは?

8/31公開の話題の映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』で主演を務める篠原涼子さん。 いまや名女優となった彼女は40代になり、また別の面白さを芝居に見出しているという。


お芝居はできればやりたくない仕事だった

姉御肌でクールなデキる女。そんなイメージの篠原涼子が、がらりと異なる魅力を見せる主演最新作『SUNNY 強い気持ち・強い愛』。演じるのは、"それなりに幸せ"な日常のなかで、旧友と再会し青春時代の輝きを取り戻そうとする主婦・奈美だ。

「そこまでセリフが多くない役だったので、現場ではしゃべりたくてしょうがなくて(笑)。そもそもつい出すぎてしまうタイプなので、監督に"ちょっと抑えて"と言われて、もどかしい!と思うこともありました。連続ドラマと異なり、映画では演じながら役をつくっていくことができない。台本を読みこみ、役に没頭するようにつくっていくことの大切さを再確認しました」

迷いと輝きに満ちた自身の青春時代は? と問えば、思い当たるのはこの映画の舞台となる’90年代のシングル「恋しさと せつなさと 心強さと」が大ヒットし
た21歳前後の頃。自分が何をしたいのかわからず、次々とやってくる仕事に気持ちが追いつかなかったという。

「当時は、お芝居はできればやりたくない仕事だったんです。それが変わったのは"何かが降りてきている"と初めて感じた初舞台の時。客席の反応を肌で感じ自信を得て、こうやればいいんだと思えるようになりましたね」

インタビューの最中に彼女の口から何度も出てきた言葉は「突き詰める」。20
〜30代を突っ走ってきた女優は、今はまた別の面白さを芝居に見出しているようだ。

「若い頃は、演技は自分が楽しむことが大事だった。でも今は人に伝えることを追求したい。今でも難しいなと感じること、プレッシャーと不安でいっぱい
になることはありますが、それがバネになって、いいアドレナリンが出ているのもわかるんです。だから不安をチャンスと見定めて突き詰めたい。私は世の
中に何かを伝えるプロになりたいんです」

ドレス¥112,200[参考価格](クリスチャン ワイナンツ/ショールーム リンクスTEL:0120・61・1315)


Ryoko Shinohara
1973年生まれ。’90年デビュー。’94年に小室哲哉プロデュースによる「恋しさと せつなさと 心強さと」が大ヒットしブレイク。女優としても『アンフェア』シリーズなど多くのヒット作に出演。主演映画『人魚の眠る家』の公開も待機中。
『SUNNY 強い気持ち・強い愛』
40代の主婦・奈美は、再会した高校時代の親友・芹香が末期がんであると知り、ある事件から音信不通となった当時のグループ「サニー」の仲間たちを探し始めるが……。安室奈美恵、小沢健二など’90年代のヒット曲をちりばめた青春ドラマ。


Text=渥美志保 Photograph=大江麻貴 Styling=宮澤敬子 Hair & Make-up=岡野瑞恵