奇跡のアラフォー「勝負パーツはヒップ。年齢は数字でしかない」【マッスル美女57】

韓国ではボディビル大会や”美ボディコンテスト”で栄冠を手にした美女が、タレント顔負けの知名度を誇っていたりする。そんな健康美をもつ“マッスル美女”たちをシリーズで紹介する。【マッスル美女57】

今では、壁に感じていた年齢すら武器

「スリムボディ、ボリューム感、弾けるような健康美が3拍子揃っている」

マッスル美女に注がれる賛辞としてはありきたりかもしれないが、今回の主人公イ・ジョンウンにとっては特別な意味を持つに違いない。

というのも、イ・ジョンウンは現在37歳。若きスターが続々と輩出されるフィットネス界において成熟した美ボディを披露したことから、“奇跡のアラフォーマッスル美女”として知られている。

昨年には、韓国最高峰のフィットネス大会『マッスルマニア』の世界大会でミス・ビキニ部門1位を受賞しているのだから、さらに驚きだろう。ステージを終えた彼女は当時、こう話している。

「周りの人は“歳を重ねるごとに弾力を失うのは当たり前だ”というけれど、年齢のせいだと早々に諦めてしまうのはもったいないと思っています。私にはやりたいことがたくさんあって、新しいことにもどんどん挑戦していきたい」

並みならぬバイタリティを感じさせるが、体を鍛える前までの彼女は年を重ねるということに対して後ろ向きだった。

「もともとレジャースポーツの分野で働いていて、脚が長いのでたまにモデルもやったりして、心身共に充実した日々を送っていました。だけど、30歳を過ぎたあたりから体の“たるみ”が気になってきたんです」

モデルの仕事をしていたというだけに、プロポーションに不満はないはずだった。ただ、年齢という壁には向き合わざるを得なかった。アンチエイジングといえば美容クリニックやエステを連想しがちだが、イ・ジョンウンは自分自身の力で若々しさを取り戻したかったという。

「真っ先に目を付けたのがウェイトトレーニングだったんです。簡単に美しくなれる世の中ではあるけれど、まずは身一つで年齢に向き合ってみたほうが自信にもつながると思って(笑)。いざ始めてみると、数ヵ月で見違えるほど肌がキレイになりましたね。筋肉を鍛えることでハリが出るのはもちろん、血行も良くなるので常に顔色がいいんです。内側からの美しさって、こういうことなんだと思いました」

ひたむきなトレーニングで誰もが認める美ボディを手に入れたイ・ジョンウンは、やがて大小さまざまなフィットネス大会で必ず上位に食い込むほどの有名人に。「フィットネス大会に出場して大衆に見られることで、年齢は数字でしかないということをアピールしたかった」と振り返っているが、世界大会ともなると求められる努力のレベルが違ったという。

「私は身長が168cmで、出場者のなかでは小さいほうでした。世界大会なのでもちろん外国からの出場者もたくさんいて、体格で勝負することはまずできないと悟りましたね(笑)。なので、私の一番魅力的なパーツでもあるヒップをひたすら鍛えました。キュッと上がったボリューム感のあるお尻は見栄えがいいだけでなく、全体のメリハリを作って線の細さをカバーしてくれるんです」

世界が認める美ボディを手に入れ、「今では、壁に感じていた年齢すら武器だと思える」というイ・ジョンウン。現在はB&J SPORTAINMENTという会社を設立し、フィットネス界の未来を担う人材の発掘にも尽力している。

「トレーニングを始めて会社まで設立したのだから、本当に人生何が起こるかわからないですね。“SPORTAINMENT”は文字どおり、スポーツとエンターテインメントの分野に特化した会社です。フィットネス大会への挑戦や、フィットネスモデルとしての活躍を夢見る多くの人々にいろんなきっかけを提案したいと思って、事業にしちゃいました。年齢を感じさせない美ボディを持ちながら、人生の先輩として次世代のスターを発掘する。まさに私にしかできないことだと思います」

常に高みを目指す彼女のことだ。そのプロデュース力を発揮してフィットネス界に新たなスーパースターを誕生させる日も、そう遠くないだろう。

参照記事: 人気モデルから“マッスル女神”への華麗なる変身を遂げた、健康美女キム・ハンソルとは?


Text=姜 由奈 Photograph= MAXQ MAGAZINE /s-korea.jp