ピラティス界の美しきスターが舞台で泣いた理由とは?【マッスル美女33】

昨今、韓国では健康志向が高まり、身体を鍛える人が増えている。韓国の各地で大小さまざまなボディビル大会や"美ボディ・コンテスト"が開催されており、ここから輩出された"マッスル美女"たちが脚光を浴びている。その筋肉美をもつ女神をシリーズで紹介する。


人生のどん底を経験したからこそ希望が見えた

健康志向の高まりの中で日本でもヨガに並ぶ人気エクササイズとなったピラティス。韓国でもピラティスが急速なスピードで普及しており、現地メディアによると、2012年は200未満しかなかったピラティス・スタジオが’15年には1322まで増え、その後もさらに増え続けて一説によると2000は超えているそう。

そんな韓国で"ピラティス界のスター"と呼ばれているのが、今回紹介するキム・シアだ。

現在ピラティスインストラクターとして活動している彼女は、インストラクターとして実際にスタジオでレッスンを行うことはもちろん、ピラティスやトレーニングに関する講義を積極的に行っているという。

それだけでなく、美しい顔立ちと完璧なボディを生かして、フィットネスモデルとしても活躍中。韓国のフィットネス専門誌『MAXQ』で単独グラビアを披露するほどの美ボディの持ち主でもある。

「実は私、インストラクターになる前までは長いことモデルをやっていたんです。ただ、職業柄ハイヒールをずっと履いていることが多くて…そんなある日、骨盤や股関節が歪んでいることに気づいたんです。いくら細くてしなやかなスタイルでも、健康的でなかったら意味がない。身体の歪みを整えて、真の美ボディを作ろうと思ってピラティスを始めました」

そして、その過程で出会ったのが韓国最高峰のフィットネス&ボディビル大会「マッスルマニア」だという。自分の身体と向き合っていく過程で、さらなる高みを目指してフィットネス大会への出場を決めた彼女は‘17年9月に開催された「マッスルマニア」で、ミス・ビキニ部門のグランプリを受賞した。

グランプリ受賞後には感極まって涙を流す姿も見られたというが、彼女の涙の理由は、決して喜びという単純な感情からではなかった。

「あの日舞台で泣いてしまった理由は、実は嬉しかったからではないんです。当時周りからは仕事も順調で、有意義な日々を送っていると思われていたのですが、実際には心も体もボロボロでした。仕事が本当にうまくいかなくて、だからといって誰かに相談するような性格でもないので、あの時期は本当に苦しかったです。

毎日4時間運動して大会に備えていたのですが、トレーニング中もたくさん泣いて過ごしました。

グランプリで名前を呼ばれたときは、"今日の主人公は私なんだ"と嬉しかった反面、独りぼっちで過ごしていたあの頃の辛い思いが込み上げてきて、涙が止まりませんでした」

まさに人生のどん底といえるほど辛い時期を過ごしたにも関わらず、出場を棄権する選択肢はなかったというキム・シア。揺るぎのない芯の強さから、見事グランプリという栄冠を手にしたのだからすごい。

そんな彼女には、大会準備当初から現在まで地道に続けているトレーニングがあるという。

「ピラティスメニューの中に、スパインツイストというものがあります。骨盤を立てる姿勢を作り、さらにねじりを加えながら骨盤を正しい位置に調整、キープするトレーニングです。

通常は長座やあぐらの姿勢で行うのですが、私はより強度が上がる膝立ちのフォームで行うようにしています。脇腹もすっきりして、360度どこから見てもバランスの良いボディを作ることができますよ」

トレーニングメニューひとつとっても試行錯誤を惜しまないキム・シア。現在はレッスンや講義と休む間もなく働いているというが、効果を実感できる独自の工夫こそが、大きな支持を得る理由なのだろう。

そんなキム・シアに今後のビジョンを尋ねると、力強い眼差しで意気込みを語ってくれた。

「‘19年は、テレビ出演も予定しています! 私はフィットネス大会に挑戦して大きく成長することができました。一度きりの人生をもっと輝かせることができるような、新しい挑戦や発見が皆さんにもありますように。私という存在がそのきっかけになればもっと嬉しいです」

「人生のどん底を経験したからこそ希望が見えた」とも語ったキム・シア。老若男女問わず愛される美しきフィットネス女神の活躍に、これからも目が離せない。

参照記事: 【画像】“美ボディ女王”キム・シアのグラビア公開!! 「私生活を垣間見ることができる」

Text=S-KOREA Photograph= MAXQ MAGAZINE /s-korea.jp