代表選手の敏腕トレーナーが美ボディを目指したきっかけとは?【マッスル美女55】

韓国ではボディビル大会や"美ボディコンテスト"で栄冠を手にした美女が、タレント顔負けの知名度を誇っていたりする。そんな健康美をもつ“マッスル美女”たちをシリーズで紹介する。

大学に入って成人して、飲み会の楽しさを知ると……

韓国で“マッスル美女”といえばパーソナル・トレーナーやフィットネス・モデルなど、トレーニング関係の仕事をしている人が多いが、今回紹介するアン・ソヨンの活躍ぶりには特に驚かされる。

アスレティックトレーナーの資格を持つアン・ソヨンは、大韓ラグビー協会で代表選手のトレーニングを担当することもある実力派トレーナー。トップアスリートを指導する立場であるだけに、説得力のある美ボディには感心せざるを得ない。

それだけでなく、最近はユーチューバーとして多種多様なトレーニングメニューを発信している。

まさに今最も注目すべきマッスル美女といっても過言ではないアン・ソヨンは、幼い頃から身体を動かすことが当たり前だったそうだ。

「陸上選手として学生時代を過ごしたり、ダンスを習っていたりと、常に体重管理が求められる環境で育ってきました。自分にとってそれが当たり前だったので、特に辛い思いをしたことはなかったですね。お酒の味を知るまでは……(笑)」

順調だった体重管理は、友人らと酒の席を共にするようになってからどんどん難しくなっていったという。

「大学に入って成人して、飲み会の楽しさを知ると太るのは当然ですよね」とアン・ソヨン。どんどん変化してゆく自分の体を目の当たりにして、危機感を覚えたことが美ボディ作りのきっかけだったようだ。

「大学ではスポーツ学部だったので、どうせならその名に恥じない体を作ろうと。まずは飲み会の回数を減らして、ウェイトトレーニングをメインにして体作りを始めました。だけど、やみくもにメニューをこなすのは間違っていたと後になって気づきました。確かに痩せたしボディラインは整ったけれど、過度なトレーニングで筋肉を傷めることが珍しくありませんでした」

とはいえ、アン・ソヨンが実力派トレーナーとなった背景には、当時の無理なトレーニングもあったようだ。

「最初の頃はとにかく体を動かすことが大事だと思っていて、筋肉に負担をかけすぎて怪我に繋がることもありました。健康的な体を作るためには、鍛えることよりもコンディショニングを整えることが何よりも大事だと思ったんです。リハビリの大切さにも気づきましたね」

自分自身の経験を生かして、今や国の代表選手をサポートする敏腕トレーナーとなったアン・ソヨンだが、彼女の挑戦はまだまだ続くようだ。昨年には、日本の東大に匹敵する名門大学、ソウル大学の大学院に合格している。

「ソウル大学の研究員としてスポーツ生理学を研究して、もっともっと成長していきたいと思っています。一人ひとりに合った的確なケアを提案できるトレーナーになって、より多くの人が“私にサポートを任せてよかった”と思ってくれれば幸いです」

確かな実力と誰もが認める美ボディを兼ねそなえているにも関わらず、常に高みを目指すアン・ソヨン。そんなひたむきな姿勢もまた、彼女が注目される理由なのだろう。

参照記事:現役女子大生の“マッスル美女”イ・フィジンが感じた韓国の「フィットネス・ブーム」とは


Text=姜 由奈 Photograph= MAXQ MAGAZINE /s-korea.jp