元秘書の経営者が肉体改造で得た"世界レベルの美ボディ"【マッスル美女FILE26】

昨今、韓国では健康志向が高まり、身体を鍛える人が増えている。韓国の各地で大小さまざまなボディビル大会や“美ボディ・コンテスト”が開催されており、そこから輩出された“マッスル美女”たちが脚光を浴びている。美しく健康的な“美ボディ女神”たちをシリーズで紹介する。


経営者としての暮らしは体に急激なマイナス変化をもたらしていた

今回紹介するユン・ダヨンは、韓国で「世界レベルの美ボディ」と称されるマッスル美女だ。

昨年10月に開催された韓国最高峰のフィットネス大会『マッスルマニア』で、スポーツモデル・トール部門1位、ミズ・ビキニ・ミディアム部門3位を獲得。翌11月には、アメリカ・ラスベガスで行われた『マッスルマニア』の世界大会で、ミズ・ビキニ・ミディアム部門3位入賞を果たした。

そのずば抜けたルックスと美しいボディラインには毎回絶賛の声が上がっており、最近は複数のバラエティ番組に出演するなど、芸能界からも注目されている。彼女に対してタレントのような印象を持つ者も少なくない。

韓国では“健康美のアイコン”といえるマッスル美女が、そのままタレント化することも珍しくなく、最近は「スポーツ」と「エンターテイナー」を組み合わせた“スポテイナー”という造語まで誕生し、鍛え上げた健康的な身体を持つ美女たちが活発に芸能活動を行っている。

そんな中でルックスも話題性と申し分ないユン・ダヨンがタレント活動をするのは、ごくごく自然な流れといえるが、このユン・ダヨン、実はかなり現実的な考えの持ち主だ。

「実は、もともと映画女優になりたくて、大学も報道芸能科に通いました。ただ、安定した職業に就きたくなって映画女優の夢は諦めました」

一時は芸能界を夢見るも、自身の将来を見据えて堅実な選択をしたというユン・ダヨン。

大学卒業後は秘書として勤務し、その後レディースファッションのオンラインショップを経営することに。一見何の変哲もない“安定した人生”だが、経営者としての暮らしは彼女の体に急激なマイナス変化をもたらしたという。

毎日のデスクワークで運動不足になっただけではなく、自宅勤務という時間に縛られず籠りっきりの働き方によって、生活リズムはどんどん不規則になっていったというのだ。彼女がフィットネスに目覚めたのは、ちょうどその頃だったらしい。

「オンラインショップは自宅で運営していたのですが、その中で生活パターンも乱れ、スタイルが崩れてしまったんです。一時期は10kgぐらい太ってしまったこともありました。これでは駄目だと思い、健康的に痩せようと決心して、体を動かすことを始めました」

変わり果てた体型への危機感から運動の世界に足を踏み入れたわけだが、そんな彼女のモチベーションとなったのが、まさに「マッスルマニア」だったという。

「私は目標がないと駄目な性格で、何かしらの“ミッション”を設定してそれをクリアするのが好きなんです。身体を鍛えるうえでも目標を決めたいと思っていて、そんなときに周囲から教えてもらったのが『マッスルマニア』でした」

こうして「マッスルマニア」入賞を目指して肉体改造を始めたユン・ダヨン。大会への出場を決心したものの、トレーニングを始めたころは話にならないほど何もできなかったそうだ。

「最初にジムに行ったときはバーベルなんてまったく上げられなかったし、ウェイトトレーニングは本当に嫌いでした。食事管理を平行するのも大変で、正直、やめてしまおうと思ったこともありました。

それでも、全然できないデッドリフトをどうにかやって、スクワットを続けました。そうすると、2ヵ月後には苦手だったウェイトトレーニングも一通りできるようになったんです。あの変化には驚きました」

食習慣もガラリと変えた。コチュジャンなどのジャン(醤)類は太りやすいという理由から、大好物のトッポギやチゲ、韓国チキンといった辛い料理を断ち、キャベツやブロッコリー、鶏むね肉を中心的に摂るように。ちなみに、この食生活は現在も続けているという。

そんな努力が実を結び、まったくのフィットネス初心者から「マッスルマニア」でグランプリ獲得、世界大会の切符まで手に入れたのだから凄い。

現在はフィットネストレーナーとして活躍しているユン・ダヨン。今後の目標について尋ねると、「今は機会が頂けるなら芸能界の仕事もしてみたいです」と、一度手放したはずの夢にも前向きな姿勢を見せた。

「運動に苦手意識を持っていた人が楽しんでいる姿を見ると、心が満たされるんです。私自身も体を鍛え始めてから、夜も眠れないほど辛かった腰痛が改善されました。

痛みや苦しみがわかるからこそ、私がフィットネスを指導して“体がよくなった”と言われると本当に嬉しい。スターになりたいとは思いませんが、そんな人が増えるなら、トレーナーとして番組に出演するカタチでやってみたいと思います。富や名声を得ることよりも、“ありがとう”と言ってもらえることが一番幸せです」

“世界レベルの美ボディ”と称されフィットネス界で脚光を浴びるユン・ダヨンだが、芸能界進出の根本には「人々の健康のため」という前提があるようだ。

華やかなステージよりも、目の前の人たちの健康を思って日々を過ごす。そんな素朴で飾らない生き方も、人々が彼女に惹かれる理由の一つに違いない。


参照記事: 【画像あり】「世界レベルの美ボディ」を誇るユン・ダヨン、テレビ出演が決定

Text=S-KOREA Photograph= MAXQ MAGAZINE /s-korea.jp