フォロワー14万人! 元CAのピラティスインストラクターが熱狂される理由

昨今、韓国では健康志向が高まり、身体を鍛える人が増えている。韓国の各地で大小さまざまなボディビル大会や"美ボディ・コンテスト"が開催されており、ここから輩出された"マッスル美女"たちが脚光を浴びている。その筋肉美をもつ女神をシリーズで紹介する。マッスル美女FILE㉛


失意のキャビンアテンダントから、美しきマッスル美女へ

過去にこの連載で紹介したキム・ガフィは、元キャビンアテンダントのマッスル美女だった。“花形職業出身”という経歴が韓国で注目を集めたが、最近、またしても元キャビンアテンダントのマッスル美女が誕生し、話題を呼んでいる。

チョン・ユスンがその人だ。

現在ピラティスインストラクター兼フィットネスモデルとして活躍するチョン・ユスンは、今年の4月に行われた韓国最高峰のフィットネス大会『マッスルマニア』でコマーシャル・モデル部門2位を受賞。それだけでなく、最も競争率の高いミズ・ビキニ部門ではグランプリまで獲得して一躍注目を集めた。

そんなチョン・ユスンのインスタグラムのフォロワー数はなんと14万人。

彼女がアップするトレーニング風景や大会写真には毎回ネット民から絶賛の声が上がり、さらには一般人と何ら変わりない日常写真に関しても「大好きです」「私はあなたの虜」「結婚したい」といった情熱的なコメントが寄せられる。

彼女はここ最近の人気ぶりについて、「キャビンアテンダント時代の挫折がなかったら、今の私は存在しなかったと思います」と話す。

「キャビンアテンダントはずっと憧れていた職業だったけれど、私には環境や生活リズムが本当に合わなかった。免疫力がどんどん低下して、じんま疹が全身を覆って……1年という短期間で退職してしまいました。

ピラティスを始めたきっかけは、自律神経の乱れを整えるためだったんです。実際にやってみると身体の調子がどんどん良くなって、いつの間にかインストラクターの資格まで取っていました」

憧れの職場で味わった挫折から立ち直るために見出した希望が、まさにピラティスだったわけだ。

ピラティスを通じてフィットネスの魅力に取りつかれたチョン・ユスンが、『マッスルマニア』に興味を持ったのも自然なことといえるが、なによりも彼女の背中を押したのは“インストラクターとしての責任感”からだったという。

「大会に興味はあったけれど、なかなか実行に移すことができませんでした。だけど、インストラクターの資格を取ってからは、“ピラティスをやっていて良かった”と心から思えるような、目に見える結果が欲しくなったんです。本格的に大会への挑戦を決めたのは、そこからですね」

『マッスルマニア』への出場を決めてからは、普段のピラティスメニューにウェイトトレーニングを追加して身体を作っていったチョン・ユスン。

なかでも特に意識したのは、姿勢を矯正すること。

正しい姿勢はトレーニングの効率アップに繋がるため、姿勢を矯正しながら体幹を鍛えるピラティスの基本エクササイズ「ハンドレッド」と、骨盤を正しい位置に整える「腸腰筋ストレッチ」を欠かさず行ったらしい。

一見すると地味なトレーニング内容だが、この2つのメニューこそが彼女を『マッスルマニア』のグランプリに導いたのだという。

「ピラティスは3年以上やっていますが、ウェイトトレーニング歴はもっと浅い。フィットネスモデルとしての私の弱点は、他の方々と比べて筋肉量が少ないことだったんです。そんな弱点を補ったのが、美しい姿勢でした。

姿勢を整えることは美しいボディラインへの一番の近道だし、バランスの良い身体を作ることでポージングもグッと見栄えします。ポージングの美しさに関しては、誰にも負けない自信がありますね」

外見の美しさに甘んじることなく自らの弱点を受け入れ、"内面からの美"をも追及し続ける。そんな努力家な一面もまた、彼女が人々から愛される理由なのだろう。

「キャビンアテンダントに挫折した当時は、こんなにたくさんの人が私を応援してくれるなんて思ってもみなかった」と感謝の気持ちをあらわにしたチョン・ユスンは、「これからはフィットネス関連の広告やメディアを通じて素敵な姿をお見せして、皆さんの声援に応えていきたいです」と今後の抱負を語った。

失意のキャビンアテンダントから、美しきマッスル美女へ。チョン・ユスンの快進撃は、まだまだ続きそうだ。

Text=S-KOREA Photograph= MAXQ MAGAZINE /s-korea.jp