デートに誘うまでのメッセージは5~6通! マッチングアプリを勝ち抜く文章術とは?

「1000人の男性がいいね!  を押してアプローチしても、実際に会えたのは2人だけ」という実例もあるほど、男性側の競争が激しいマッチングアプリ。自ら10種類以上のアプリをやりこみ、300人以上に話を聞いてきたその道の達人に、「この人とデートをしたら楽しそう」と思ってもらえるプロフィールやメッセージの書き方を教わった。


男性は複数の女性と同時並行でデートをするが、女性は1人とデートが決まると他の人とは連絡も断つ?

プロフィールの文章や写真を判断材料に、好みの相手に「いいね!」を押して、相手が「いいね!」を返してくれればマッチングが成立。メッセージのやりとりが可能になり、デートにも誘えるようになるペアーズなどのマッチングアプリ。

そのノウハウ記事を多数配信するウェブサイト「マッチアップ」の編集長・伊藤早紀さんに、失敗しないためのテクニックを学ぶ。前回は、女性ウケのいいプロフィール写真について話を聞いたが、今回はプロフィールやメッセージの文章の書き方のコツについて。まずは典型的なダメな例から。

「まず、マッチング後の最初のメッセージで、『はじめまして。よろしくお願いします』しか書かない人。その挨拶だけでは相手に何も伝わらないのに、こういうメッセージの人は結構多いです。あと、プロフィールに『会う気がないならいいね! はしないでください』みたいに書いている人。年齢が上の人に比較的多い印象ですね」

なぜ、わざわざ相手を遠ざけるようなことを書いてしまうのだろうか。

「マッチングをした女性とメッセージのやりとりが途中で途切れてしまい、それで傷ついた人なんだと思います。マッチングアプリの利用者は男性が圧倒的に多く、女性は常に複数の相手からアプローチを受けている状況。そのため、マッチングをした相手とメッセージのやりとりを始めても、より『いいな』と思う人が現れたら、他の人にはメッセージも返さなくなる……ということがよくあるんです。男性の場合は、複数の女性と同時並行でデートをできる人が多い印象ですが、女性は1人ずつとしかデートをしない人が多い。ちなみに先日話を聞いた美人の看護師さんは、1000人からいいね! をもらったそうですが、実際に会ったのは2人だけでした」

男性は自分から沢山の女性にアプローチをして、見向きもされないことも日常茶飯事。女性はそうした男性たちからのアプローチを上手にかわし続け、気に入った人とだけデートをする。このあたりは、現実社会での男女関係と似た部分があるかもしれない。

プロフィールに「ご馳走します」と書いておけば、デートへのハードルは下がる

では、プロフィールにはどんなことを書くべきなのか。

「まずは『仕事の話』『趣味の話』『どんな相手を求めていて、どんな関係を作りたいか』の3つを書いてほしいですね。仕事の話は、まったく違う業種の人や、社会人経験のない女子大生でも分かるような書き方をしましょう。趣味も『映画が好きです』だけで終わらせず、『最近こんな映画にハマりました』と書くと、好みや人柄のイメージが湧きやすくなり、その映画が好きな人には反応してもらえます。食べ歩きが趣味の場合も、『おいしいお店の開拓をしています』『六本木あたりのお店には詳しいです』と書いてあったら、『デートしたらおいしいお店に連れていってもらえそう』とイメージしやすいですよね」

また、会うことのハードルを下げるために、「仲良くなったらごちそうします!」とプロフィールに書いておくのもひとつの手だそうだ。

「女性の立場で考えると、特にタイプでもない男性に食事に誘われて、会計も割り勘っぽい……という状況なら、まず行かないですよね。でもそれが、男性のおごりと分かっていれば、『まあタダならいいか』と来てくれる人もいます(笑)。男性からすると不公平だと感じる話かもしれないですが、デート代をネックに感じる女性もやっぱり多いんです。そのため、最初のデートは高いお店ではなく、カフェでのデートやランチを提案するとOKをもらえる可能性が高まります」

では、実際に会うまでには、何通ほどのメッセージのやり取りが必要なのか。

「5、6通ほどやりとりをして、ご飯に行く流れが一番自然だと思います。先ほど話したように、女性は複数の男性からアプローチを受けているので、あまりダラダラとやりとりを続ければ、ライバルに先を越される可能性も高くなります。また、プロフィールの趣味がすごく重なっている相手でもない限り、面識もない男女がメッセージのやりとりだけで盛り上がるのは難しいですよね。だからこそ、早い段階で直接会うのがオススメなんです」

早めにデートに誘うコツは「自分の方から積極的に自己開示をすること」だという。

「住んでいる場所や働いている場所、よく食事をする場所などを自分から明かしつつ、『◯◯さんは?』と相手にも質問をする。そこから『なら、あの街のこの店に今度行きませんか?』と誘えば、会話として自然な流れになりますよね。ただ、いきなり最初のメッセージで『どこ住んでるの?』は唐突。相手のプロフィールに書いてあることに触れたり、それについて質問したりしながら、自然に会話を進めていきましょう」

前回の伊藤さんのインタビューで、プロフィール写真においては「自然さ」が大事だという話があったが、デートに誘うまでのメッセージのやり取りでも「自然さ」は大切なわけだ。

女性は年収を意外と気にしない。大事なのは趣味や価値観の合致

またプロフィールでも、「不自然な自己アピール」は、女性を遠ざける要素になってしまうという。

「たとえばお金持ちであることをアピールしようと高級車や腕時計の写真を載せている人もいますが、そういったギラギラ感を出されると、一定数の女子は引いてしまいます。経済力があることも、『海外旅行によく行きます』『ビーチリゾートが好きです』といった自然な文章で雰囲気として伝えたいですね」

なおマッチングアプリにおいては、女性はそこまで男性の年収にこだわっていないという。

「なかには『年収1000万円以下とは会わない』『20代前半で600万円以上ならハイスペの卵だから例外』などと基準を決めている猛者もいますが(笑)、基本的には『話や趣味が合う人なら収入は気にしない』という人が多いです。だから収入が低いことを気にしている男性も、ほかの部分で上手にアピールをできれば気の合う女性は必ず見つかるはず」

実際、ニッチな趣味のコミュニティに大量に入り、そのコミュニティが多く重なった人にだけアプローチする……という戦略をとっている男性もいるそうで、「その人は顔写真も公開していないのに10人以上とデートに成功しているそうです」と伊藤さん。

「マッチングアプリは、『とにかくたくさんの人と会ってデートする』という使い方もできれば、『趣味や価値観がピッタリと合う運命の相手を探す』という使い方もできます。前者の戦略をとるのであれば、女子ウケするプロフィールやメッセージの書き方を学ぶべきですが、後者であれば、自分の趣味趣向をプロフィールやコミュニティでさらけ出すことで、相手を見つけることもできます。特にペアーズには、9万ほどのコミュニティがあるので、ニッチな趣味を生かして相手を探す戦略も取りやすいと思いますよ」

マッチングアプリを使う人=肉食系というイメージがあるかもしれないが、実は文化系の人たちが趣味の合う相手を探すにも便利なツールというわけだ。


SAKI ITO
Parasol所属。2017年4月、男性向けデートコースメディア「Forky(フォーキー)」をローンチ。同年8月に、マッチングアプリを中心とした現代の新たな出会い方をサポート・応援するメディア「マッチアップ」をローンチ。編集長に就任。自ら10種類以上のアプリをやりこみ、利用者300人以上にインタビューしてきた実績をもつ。ペアーズでは1ヵ月で4000人の男性からいいね!を獲得した。
https://match-app.jp/


Text&Photograph=古澤誠一郎


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