気になるあのコをオトすなら… 東京ワインのあるお店4選【妄想案内②得意先の美女と密会】

いいワインあるところにいい男女あり、と誰かが言ったとか言わないとか。食が進めば話が弾み、いつの間にやら意気投合とはよく聞く話だ。東京でワインをセンスよく楽しめる名店たちで繰り広げられる一夜のおとぎ話の第2回は、「変わり種から隠れ家バーへ、ベンチャー社長の奇策とは」。明日は我こそと妄想しながら……。


「いつまででも、話していられるね」

大きなプロジェクトを終えた。その際、活躍してもらった外部デザイナーを、打ち上げと称して食事に誘った。邪な思いも抱きつつ。バツイチの独り身、たまにはいいだろう。

「この店、アガるじゃん」

ツカミはOK。1軒目は、渋谷「OUT」。モダンな内外装と、なかなかの音量でかかっているレッド・ツェッペリンに、早くも心躍らせているみたいだ。

「何、このトリュフの量!」

5gものトリュフがのるフレッシュなパスタを、トリュフに目がない彼女と食べたかったんだ! パスタ、赤ワイン、かかる音楽すべて1種という風変わりな店。こだわりの強い彼女なら、絶対に気に入ると思っていた。

えもいわれぬ高揚感を抱くふたりは、流れのままに西麻布「IL BAR」へ。

仄の暗い店内は、まさに隠れ家といった風情。豊富なワインストックから何本かのボトルを空けると、仕事中は何かとぶつかっていたふたりの距離も必然的に縮まった。映画、音楽、小説についてなど、話は尽きない。趣味が合うものも、合わないものもあったが、どうでもよかった。

「この流れ、狙ってた?」

閉店だと促され店を出たふたりの行き先は言うに及ばず。


東京ワインのあるお店4選

1.OUT

「One dish. One wine. One artist.」がコンセプト。そば、寿司、天ぷらなど、1店舗1品という東京の食文化に感銘を受けたオーストラリア人オーナー、セーラ・クレイゴさんが、トリュフたっぷりのフレッシュパスタ、リッチな赤ワイン、レッド・ツェッペリンの音楽でもてなす。デザイン監修は、マンダリン オリエンタル東京などを手がけた小坂竜さんによるもの。

OUT
住所:東京都渋谷区渋谷2-7-14 Vort青山103 
営業時間:18:00~24:00 
休み:月曜 
席:13席 
info@out.restaurant(メールのみ)



2.IL BAR

地下へ進む階段を降り立ち、大きな扉を開けると広がる別世界。入ってすぐに特大のセラーを持つ隠れ家バー。カウンターのほか、ろうそくの明かりのみが灯るテーブル席もあり、よりしっぽりと楽しめる。世界から集めたワインに100以上の銘柄が常備。

IL BAR
住所:東京都港区西麻布4-10-6 NTビルB1F 
TEL:03・5468・7101 
営業時間:20:00~翌4:00 
休み:日曜・祝日 
席:28席



3.Kuma3

伝統的な日本料理の技法をベースに、斬新なアイデアで創作する「Neo Japanese Dinner」。ソムリエが常駐し、本格的なワインとのペアリングを提案。一度味わえば、その意外性に惚れこむこと必至。コースは¥18,000~。肉コースは¥22,000~。

Kuma3
住所:東京都中央区銀座5-5-14 JPR銀座並木通りビル8F 
TEL:03・6274・4777 
営業時間:17:30~23:00 
休み:土曜(第1・3・5を除く)・日曜・祝日 
席:30席



4.名無しのシャンパンバー

六本木交差点にほど近い雑居ビルに位置する、名前も看板もないバー。店舗に電話して暗証番号を入手したあとに店内に入るという、アトラクション気分も魅力。レアなシャンパーニュのボトルを数多く揃え、グラスは常時2 種類を楽しめる。ほか、世界から集めたワインも用意。

名無しのシャンパンバー
住所:東京都港区六本木7-18-11 DMビル7F 
TEL:03・3475・7113 
営業時間:20:00~翌5:00 
休み:日曜 
席:24席


Text=髙村将司 Photograph=川田有二 Styling=石黒亮一Hair & Make-up=Yoboon(COCCINA)