十八番は鯖の味噌煮! 料理上手なIT女子~In the Office 87

雑誌「ゲーテ」の大人気連載「In the Office」。挑戦し続けるビジネスウーマンをご紹介。今回は、IT企業で広報として働く女性。


「栄養士の資格を持っていますが、栄養バランスより、その時食べたいものを食べちゃいます」

アプリの開発・運用・分析がオールインワンのプラットフォームを提供するIT企業の広報として働く彼女。

従業員数は150名ほどで、提供するプラットフォームを導入している企業は300社以上。現在、急成長を遂げている会社だが、意外にも広報は彼女ひとりだけ。そのため、会社への取材やリリースの作成など広報活動は彼女が一手に引き受けている。

さぞや多忙な日々を過ごしているのかと想像してしまうが、彼女に気忙しい様子はまったくない。むしろ、その話しぶりは落ち着いていて穏やかだ。

「残業することもありますが、基本的に就業時間内で仕事を終えるようにしています。週末は好きなアーティストのライブやイベントに行きます。海外のアーティストだと『Bibio』『Chassol』のファンです。あとは料理を作ったりもします」

栄養士の資格を持っていて、料理の腕前は折り紙つきだそう。

「作るのは和食が多いですね。栄養士の資格を持っていると話すと、すごくバランスのいい食事をしていると思われがちなんですが、そうでもないんですよ。この前は、無性にいなり寿司と蕎麦が食べたくなって……、両方とも作って食べちゃいました(笑)」

そう言って笑顔を見せる彼女の座右の銘は、ある映画を観た時に知ったもの。

「ラテン語なんですが『メメント・モリ』が座右の銘。映画で『メメント』という作品があって、それをきっかけに知った言葉です。すごく心に刺さった作品で、原作の『メメント・モリ』も読んだりして作品についていろいろ調べました。ラテン語の『メメント・モリ』は『死を想え』『自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな』という意味なのですが、調べていたら、『いつか人は死ぬのだから、生きている今を楽しみなさい』という解釈があったんです。それが私の中ですごく腑に落ちて、それから今を大切に生きるようと心がけています。例えば、人への感謝の言葉など思ったことはすぐに伝えるようにしようとか。伝えないで後悔したくないですからね」


Q1.私、○○フェチなんです
ーー手。文字を書いている手元は、ついつい見てしまいます

Q2.理想の上司を有名人に例えると?
ーー大沢たかおさん

Q3.特技や自慢できることはありますか?
ーー剣道2段です。

Q4.あなたにとって仕事とは?
ーー生きていることを実感するための手段


Text=小林真利子(ゲーテWEB編集部) Photograph=吉場正和 Hair & Make-up=SHIMMA