結婚する人の11%は婚活サービスで! CAや女子大生も普通に利用するマッチングアプリ

婚活サービスのなかでも、利用者が増加しているのが、スマホで気軽にはじめられるマッチングアプリだ。その最新事情について、10種類以上のマッチングアプリをやりこみ、利用者300人以上に話を聞いてきた伊藤早紀さんにインタビュー。


みんな周囲に話さないだけで、実はマッチングアプリを使っている?

「婚活実態調査2017(リクルートブライダル総研調べ)」によると、2016年に結婚した人の11.3%は、婚活サービスはで結婚相手と出会っているという。

そんな婚活サービスのなかでも、利用者が増加しているのが、スマホで気軽にはじめられるマッチングアプリだ。その代表格のPairs(ペアーズ)は、利用者が毎日約4000人増加。恋人ができた人数は延べ12万人以上にもなる。さまざまな数字から、マッチングアプリの利用者が拡大している現状が伝わってくる。

今回はそんなマッチングアプリの近年の変化について、10種類以上をやりこみ、利用者300人以上に話を聞いてきた伊藤早紀さんに話を聞いた。

マッチングアプリを中心とした現代の新たな出会い方をサポート・応援するメディア「Matchapp(マッチアップ)」の編集長を務める伊藤早紀さん。

伊藤さんがマッチングアプリの利用をはじめたのは約3年前。その頃と比較すると、利用者の増加も、利用者層の拡大も強く実感しているという。

「私がPairs(ペアーズ)やOmiai(オミアイ)を始めた頃は、男性は“恋愛初心者のガチ層”みたいな人が多かったんです。マッチングしたら、いきなりすごく長文のメッセージを送ってきたり、『僕、こういうの慣れてないんですけど、どうしたらいいですか?』と聞いてきたり」

それが最近は、恋愛も遊びもしっかり経験している男性が多くなっているそうだ。

「電通、博報堂といった広告代理店や、商社やテレビ局に勤務している人もごく普通にいますし、『なんでこんな人がマッチングアプリに?』と驚くような男性が増えています。女性の側も、女子大生から普通のOLさん、CAの人まで多種多様な職業の人がいますし、男性の利用者からも『カワイイ女の子がすごく増えた!』という声をよく聞きます」

マッチングアプリについては、「リアルの世界で恋人を見つけられない人が使うもの」というイメージを持っている人もいるかもしれないが、もはやそれは過去のもの。現在は普段からモテている男女も相当数が利用している、というわけだ。

「先日インタビューをした20代・看護師の女性も、驚くほどの美人でした。職場ではお医者さんからも頻繁に言い寄られるそうですが、彼女は『別のコミュニティの人と出会いたい』とマッチングアプリの利用を始めたそうです。それでPairsで彼氏をつくり、そのカレと別れた後もまたPairsで新しい彼氏を見つけたそうです」

代表的なマッチングアプリのひとつ、Pairs(ペアーズ)。「利用者も多く美人も多いマッチングアプリです」と伊藤さん。

容姿端麗な人、経済状況が恵まれた人など、一般に“ハイスペック”と言われる男女は、自然と結婚相手が見つかるはず……と思われているかもしれないが、身近に理想の相手がいるとは限らない。そんな人たちが、自分のコミュニティの外でパートナーを探すには、昔は合コンが定番だったわけだが、今はマッチングアプリという方法が主流になりつつあるわけだ。

「マッチングアプリは、合コンや知人の紹介よりも、自分好みの相手をさまざまな条件で絞れるメリットがあります。また社会人になりたての頃は頻繁に合コンをしていた人も、20代後半ごろから周囲に既婚者が増えはじめ、合コンの機会は減っていきますよね。マッチングアプリは、そんな状況でパートナーを探す人たちにも人気なんだと思います」

アメリカでは、3人に1人がマッチングアプリなどのネットサービスを通じて結婚しているという話もある。日本でもマッチングアプリで交際・結婚に至る人は増えているはず……なのだが、女性からその手の話を聞く機会はあっても、男性から聞くことは少ない印象だ。

「マッチングアプリの利用者は男性が断然多いんですけど、男の人のほうが利用していることは隠したがるかもしれませんね(笑)。私たちがインタビューしたPairsで結婚した女性も、『私はPairsで出会ったことを明かしてもいいんですけど、旦那が嫌がっているので、結婚式では合コンで出会ったことにしました』と話していました」

特に親世代にとっては、「マッチングアプリで出会った」という話は悪印象……というケースが今は多いだろう。

「また『ガチで結婚相手を探している』という印象を持たれるのがイヤで、周囲に秘密にしている人もいると思います。やはり多くの人が、今でも『自然な出会い』を求めているんだと思います」

実はみんな秘密にしているだけで、最近彼女ができたあの人も、結婚したあの人も、実はマッチングアプリで出会っていた……という可能性は大いにあるわけだ。なお伊藤さんのインタビューの第二回では、マッチングアプリ上で「自然な出会い」の雰囲気を作り、女性からモテるためのテクニックを紹介する。


SAKI ITO
Parasol所属。2017年4月、男性向けデートコースメディア「Forky(フォーキー)」をローンチ。同年8月に、マッチングアプリを中心とした現代の新たな出会い方をサポート・応援するメディア「Matchapp(マッチアップ)」をローンチ。編集長に就任。自ら10種類以上のアプリをやりこみ、利用者300人以上にインタビューしてきた実績をもつ。Pairsでは1ヵ月で4000人の男性からいいね!を獲得した。
https://match-app.jp/


Text&Photograph=古澤誠一郎