美ボディすぎる歯科衛生士【マッスル美女61】

韓国ではボディビル大会や”美ボディコンテスト”で栄冠を手にした美女が、タレント顔負けの知名度を誇っていたりする。そんな健康美をもつ“マッスル美女”たちをシリーズで紹介する。【マッスル美女61】

まったく縁のなかったトレーニングを始めた理由とは?

パーソナル・トレーナーやフィットネス・モデルだけでなく、意外な分野で活躍するマッスル美女が目立ってきた昨今の韓国フィットネス界。現役アナウンサーや料理研究家など、“トレーニング”や“筋肉”といった言葉とは真逆にありそうな女性たちが美ボディ作りに励んでいて話題になっている。

今回紹介するキム・ウンヒもその一人だ。

普段は歯科衛生士として勤務するキム・ウンヒは、今年の上半期に行われた韓国最高峰のフィットネス&ボディビル大会『マッスルマニア』で、コマーシャルモデル部門およびミス・ビキニ部門で1位を獲得。初出場にして2冠を達成し、注目を集めた。

「新型コロナウイルスの影響で大会の日程が延期されただけでなく、政府の方針に従って感染対策を徹底して開催されたため、以前までと比較して盛り上がりに欠ける可能性もあった」と関係者。「しかし、結果としてキム・ウンヒのようなスターが発掘され、『マッスルマニア』は例年通りの大盛況となった」と満足げだ。

実際に、キム・ウンヒは今回の『マッスルマニア』を機に、“美ボディすぎる歯科衛生士”と呼ばれるように。「盛り上がりに欠けるのでは」という懸念の中でキャッチーな肩書きを残したという点もまた、彼女が注目された理由なのだろう。

そんなキム・ウンヒだが、以前まではトレーニングとはまったく縁のない生活をしていたという。彼女は言っている。

「もともと、虚弱体質に悩んでいたんです。常に貧血ぎみで、体力なんてまるでない。免疫力も高くないので、胃腸炎にもよくかかっていました。健康になりたいと思っていろいろ調べているうちに、トレーニングと食事管理を平行することが最も効果的なのでは、と思ったんです」

本格的にトレーニングを始めてからは、食事メニューにかなり気を使ったという。アーモンドや牛乳をはじめとした免疫力を高める食材を朝食に取り入れ、トレーニングの後にはしっかりとタンパク質を摂るなど、効率の良い栄養吸収を重要視して体を作っていった。

「地道なトレーニングと食事管理を続けるうちに、体力がついて、悩んでいた貧血もなくなって、自分の体がどんどん健康的になっていくのを実感しました。なかでも嬉しかったのが、筋肉量が増えたこと。貧相な体がいつの間にか美しくしなやかになっていたことに気づいて、健康だけじゃなくてボディメイキングのためにもトレーニングを続けてみようと思ったんです。

そうやってのめり込んでいくうちに、私が頑張って作ったボディラインがフィットネス界でどこまで通用するのか、試してみたくなりました」

彼女にとって『マッスルマニア』は、自身の成果を客観的に分析するための挑戦だったわけだ。

結果として初出場2冠という目覚ましい成績を叩き出しているのだから、彼女がいかに効率よく、かつ丁寧にボディメイキングに励んでいたかがわかる。

そんなキム・ウンヒは、今では仕事の休憩時間も筋トレに割くほどの“トレーニングオタク”になったそうだ。

「スクワットは特別なマシンもいらないので、思いついたときにやっています(笑)。ちょっとずつでもいいので、毎日続けることが大事。これは、私が健康を損なわないためにしていることの一つです。

一方で、ボディメイキングにはマシンを使ったトレーニングが必要不可欠です。アダクションマシン(重りをつけて座った状態で脚を開閉するもの)は、やればやるほどヒップラインが整いますよ」

地道なトレーニングで、健康的な生活と誰もが見惚れるボディラインを手にしたキム・ウンヒ。最近はフィットネスモデルとしても活躍中だというが、今後の抱負についてはこう話している。

「歯科衛生士としては実際に患者さんの健康をサポートして、フィットネスモデルとしてはボディラインを生かして健康美のお手本になる。“誰かの健康のために役立つ”という点では、どちらも同じようなマインドが必要な職業だと思うんです。

本業をおろそかにせず、“美ボディすぎる歯科衛生士”の肩書きに恥じない活躍を見せるのが今後の目標、さらに言えば私の役目ではないでしょうか」

“歯科衛生士”と“フィットネスモデル”。二足のわらじを履く彼女ならではの華麗な活躍に、期待は高まるばかりだ。

参照記事: 現役女子大生の“マッスル美女”イ・フィジンが感じた韓国の「フィットネス・ブーム」とは


Text=姜 由奈 Photograph= MAXQ MAGAZINE /s-korea.jp