【シリーズ秘書】白石麻衣がメガネ萌え♡なクール秘書に大変身!

雑誌「ゲーテ」の大人気企画「秘書特集」では、乃木坂46・白石麻衣こと麻衣やんが秘書に扮して登場! 愛らしい笑顔とクールな表情で、さまざまな秘書の顔を演じてくれた麻衣やん。インタビューでは、いまや乃木坂46のセンターを努め、女性タレント随一のCM出演数を誇る彼女のアイドルになるまでの道のり、仕事観、ファンへの思いを語った。


トップアイドルの意外な素顔

もしも白石麻衣が自分の秘書だったとしたら……毎日の仕事がより充実したものになることは間違いない。きっと彼女はバリバリ働く厳しいタイプの秘書ではないだろう。プライベートだって大事と割り切り、ダラダラと仕事をするようなことはしない。たまにはミスをするかもしれない。クライアントにタメ口をきいてハラハラさせるかもしれない。それでも、男性にも女性にも、ベテランにも新人にも同じように笑顔で接する彼女がいるだけで、オフィスがやわらかな空気に包まれるはずだ。

ともすればコンプライアンスだ、パワハラだ、と騒ぎになる時代。オフィスに行かずとも働けるリモートワークはこれからさらに増えていくだろう。そんな時代において、そこにいるだけで働きやすい、働きたくなる職場の空気をつくりだすことができる白石麻衣は、"歩く働き方改革"のような存在といえる。

「秘書という仕事の方にお会いしたことはありませんが、テキパキと働く"デキる女性"というイメージがあります。私はそんな風には、なれそうにはありませんが、誰かのお世話をするのは好きだし、頼まれたらちゃんとやるほう。秘書をやってみたら意外と合っているかもしれません(笑)」

ドレス¥83,000(タダシ ショージ03・5413・3278)、時計¥2,475,000、イヤリング¥310,000(ともにピアジェ/ピアジェ コンタクトセンター0120・73・1874)、靴(スタイリスト私物)

日々の小さな発見が希望になっていった

今をときめく乃木坂46の1期生。昨年発売された写真集『パスポート』は、女性アイドルの写真集としては異例のロングヒットとなり、30万部を超えてなお、ランキングの上位を維持している。現在でこそ、乃木坂46のセンターをつとめ、誰もが知る存在になった彼女だが、平坦な道のりを歩いてきたわけではけっしてない。10代前半でデビューするアイドルが多いなか、2011年に乃木坂46のオーディションを受けた時彼女は、すでに19歳だった。「何が何でもアイドルになりたいという気持ちはまったくなかった」とその頃の心境を語る。

「通っていた音楽の専門学校の先生に勧められてオーディションを受けたんです。オーディションにとおったあとも、学校に通いながら乃木坂46の活動を続けていて、アイドルが自分の仕事になるという意識はあまりなかったかもしれません」

乃木坂46もけっして順調ではなかった。秋元康氏プロデュースのアイドルグループとして華々しくデビューしたが、どうしても〝二番煎じ〞のイメージをぬぐうことができずにいた。

「最初は何もわからず、目の前の仕事にただただ必死でした。歌やダンスなら練習してスキルを上げればいいんですが、アイドルに求められるのはそれだけではありません。演技をしたり、バラエティ番組に出たり。何を言えばいいのか、どう振る舞えばいいのか、正解がない。とても特殊な仕事だけど、専門学校を卒業してからは、自分の職業としてアイドルを選んだわけですから、とにかくひとつずつ精一杯やっていった。すごく大変だったけど、毎日少しずつ小さな発見があり、それが積み重なっていく感覚はありました。その感覚が私の希望。その希望だけを頼りにずっと歩いてきた感じです」

そして気がつけば、乃木坂46は3日間のコンサートで18万人を動員するほどの、スーパーアイドルグループへと変貌を遂げていた。

「達成感はありますし、嬉しく思っています。もちろんそれだけの責任はありますし、有名になったことで大変なこともないわけではありません。それでもまだ毎日が楽しい。まだ希望のほうが勝っている感じです」

ドレス¥88,000(タダシ ショージ03・5413・3278)、ペンダント¥465,000、¥485,000、バングル¥425,000、¥240,000、¥215,000、リング¥480,000(すべてピアジェ/ピアジェ コンタクトセンター0120・73・1874)、靴¥145,000(セルジオ ロッシ/セルジオ ロッシカスタマーサービス0570・016・600)、バッグ(スタイリスト私物)

自分の職業としてアイドルを選んだ

ワンピースを纏い、時おり見せる笑顔は爽やかでキュートだ。ドレスに着替え、ソファで横たわった時の表情は、とてもセクシーで美しい。だが、それだけでアイドルになれるわけではない。白石麻衣には、山口百恵のようなカリスマ性があるわけではない。松田聖子のような絶対的な声や歌唱力があるわけでもない。前田敦子や中森明菜のようなドラマや悲壮感だってない。それでも彼女がスーパーアイドルになりえたのは、おそらく"普通"に生き、"普通"に努力し、"普通"の未来を夢見る"普通"の女性だったからではないだろうか。何者かになろうと躍起にならず、普通であることを肯定する。前例や慣習に縛られず、軽やかに自分らしい生き方を見つける。そんな彼女は、今という時代を体現する存在のように思える。

「私ももう26歳。今はまだ、いろいろなお仕事をさせていただくなかで、自分が進むべき道について考えている最中なんです」

生き方としてアイドル、芸能界にこだわっているわけでもないという。

「同級生のなかには結婚して家庭を持っている子もいます。仕事も大切だし、すごく楽しいけど、いつかは結婚して子供も産みたい。当たり前のことですがひとりの女性としての幸せな人生を歩んでいきたいと思っています」

手に入れた成功に執着することなく、自らの幸せをしっかりと見据えている。見た目以上、年齢以上に成熟した、達観した内面を持っているあたりも、新しい時代の女性を感じさせる。バリバリでもなく、ダラダラでもなく、軽やか。そんな白石麻衣が秘書だったら、誰もが心地よく働けるオフィスがきっと実現するのではないだろうか。

Mai Shiraishi
1992年群馬県生まれ。2011年に行われた乃木坂46の1 期生オーディションに合格。翌年のデビュー以来、中心メンバーとして活躍。現在、女性タレントとしては1位となる15社のCMに出演している。乃木坂46の21枚目のシングル「ジコチューで行こう」が発売中。

Direction=島田 明 Text=川上康介 Photograph=丸谷嘉長 Styling=里山拓斗 Hair & Make-up=PON