史上初の世界3冠はジャガーの純EV!  変化を恐れぬ英国車の矜持とは?【NAVIGOETHE】

名門ジャガーが美しい姿形と400psの高性能を備えた「Jaguar I-PACE」を提案。4 月の「ワールド・カー・アワード2019」でオブ・ ザ・イヤーに加え、デザイン部門、環境部門も受賞し、3 冠を達成したクルマの全貌やいかに――。


次世代の高級車

ジャガー初のEVである「I-PACE」に触れて感じるのは、これはエンジン車の代替ではなく、新しい魅力を備えた別の乗り物であるということだ。

まず大きくて重たいエンジンが不要になったことでボンネットが短くなり、その分、室内が広くなった。重くてスペースも取るバッテリーは床下に配置されるから、自然と背は高くなる。

結果、スポーツカーとSUVの"いいとこ取り"をした、従来のエンジン車とは異なる新たなスタイルが生まれた。

運転した感覚も新鮮だ。パワーが出るエンジンと異なり、回転が上がるとモーターは電流が流れた瞬間に最大の力を発生する。だからアクセル操作への反応が素早く、しかもほぼ無振動だから上品でもある。乗り心地のしなやかさと俊敏なコーナリングが両立するのは、バッテリーを床下に配置することで重心が低くなっているからだ。

EVは我慢が必要なエコカーだと思われがちだ。だが、パワフルでシャープに走る「I-PACE」のようなEVであれば、エンジンが大好きな筆者のような"守旧派"も大歓迎。ジャガーのEVはジャガーならではの魅力を備えていた。次の時代の高級車像を見た思いだ。

デザインと高度なパフォーマンスが評価され、権威ある「ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー」も受賞。エンジン車からの乗り換えを考慮して、内装とインターフェイスは従来のモデルから大きく変えなかった。¥9,590,000~


問い合わせ
ジャガーコール TEL:0120-050-689

Text=サトータケシ