ビジネスパーソンのためのヨガ講座②腰痛対策となる2ポーズ

呼吸に合わせ、さまざまなアサナ(ポーズ)をとるヨガ。リラックスや柔軟性の向上などの効果はよく知られるところだが、ヨガには体幹強化や睡眠の質を高める効果もある。つまり、長時間のハードワークに励み、趣味のスポーツにも手を抜かないビジネスパーソンにこそ取り組んでほしいものなのだ。この連載では、ラグビー選手、プロ野球選手、格闘家といったアスリートにもヨガのレッスンを行うヨガインストラクターの浅野佑介氏に、目的別にポーズを紹介してもらう。

ランチタイムや休憩時間にもできる 

今回のテーマは腰痛対策。ハードに働くビジネスパーソンに共通の悩みとも言える腰痛を予防するためのポーズを、2つ紹介する。起床時、就寝前はもちろん、デスクワークが長時間に及ぶ日は、ランチタイムや休憩時間にも行いたい。

ダウンドッグ

①両手、両膝を床についた四つ這いの姿勢に。両手両足で床を押し、臀部を持ち上げる。両膝は曲げたままで構わないので、手から臀部までが一直線になるように背すじを伸ばしていく。

②手から臀部までが一直線になり、余裕があったら膝を伸ばし、踵を床に。姿勢が安定したら、ゆっくりと3回呼吸をする。

体の背面をじっくりストレッチすることができるポーズだ。

↓動画でもチェック


三日月のポーズ→ツイストローランジ→立ち膝の前屈

連続して3つのポーズをとり、腰の周辺の筋肉を入念にほぐしていく。

①立位の姿勢から、両足のわきに両手の指先をつく。左足を大きく後方に引いて左膝を床に。上体を起こし、両腕を上げながら、背すじを伸ばして胸を開く。手のひらは向かい合わせに。ポーズが安定したら一度呼吸をして次のポーズへ。

②足の位置は変えずに、上体を前方に。左手を床につき、右手を上げながら上体を捻る。視線は右手の指先に。ポーズが安定したら一度呼吸をして次のポーズへ。

 ③上げていた右手を右足の外側につける。右膝を伸ばしながら、臀部を少し後ろに移動。右足の爪先を床から離し、背すじを伸ばしていく。視線は前方に。ポーズが安定したら、ゆっくりと3回呼吸をする。反対側も同様に行う。 

 ↓動画でもチェック

長時間のスマートフォンやパソコンの操作、デスクワークは、どうしても頭や肩が前に出て、背中が丸まりがち。さらに、同じ姿勢を取り続ければ、筋肉が強張ってしまうもの。背すじを伸ばすポーズ、バランスよく腰周辺を動かす動作を日常に取り入れて、腰痛を予防したい。


Yusuke Asano
サーフィンでのケガをきっかけにヨガと出会い、指導者の道へ。フィットネスクラブでのインストラクター経験もあり、体幹力アップを意識したクラスも得意としている。HALEO代官山スタジオのヨガクラスを監修し、自らもレッスンを受け持っている。著書に『DVD付き 心と身体が生まれ変わる 男のヨガ』(ナツメ出版)などがある。    


Text=神津文人 Photograph=吉田タカユキ