【豪邸】圧倒的な迫力を誇るパノラマビュー! 日本一綺麗な海を望む絶景の家!

家を見れば、その人となりがわかる。家とは自らの心を潤し、人との縁をつないでくれる人生を彩る最高の舞台だ。家を仲介役として、人が集い、新たな輪が広がり、人間関係が熟成する。自分史上最高の"凄い家"には、人生を謳歌する生き方が詰まっている――。


ヒューマントラスト阪本昌之の非日常の家

「凄い!」。この家が完成し初めてリビングに入った時、自分の家でありながら思わず声を上げてしまったという、究極の海の家。それがヒューマントラスト代表取締役社長兼グループCEO阪本昌之氏の、伊良部島の別邸だ。

年1回は訪れていたモルディブをはじめ、世界の海を見てきた阪本氏が、知人の紹介でこの島を初めて訪れたのは10年前。隣の宮古島とつなぐ伊良部大橋もまだ完成していなかったが、この広がる海の美しさに感動。海を望める最高の立地を求め、数年にわたり探し続け、手に入れたのがこの絶景なのだ。

敷地前にビーチが広がる最高の立地。右がメインのテラス棟、左にゲスト用のヴィラ棟が。

人と企業をマッチングさせる従来の人材派遣業だけではなく、給料をATMで給料日前に受け取れる新サービス「キュリカ」など、人材を基軸にさまざまなサービスを展開する企業のトップとして日々多忙な毎日を過ごす阪本氏。ゆえにもともと仕事とプライベートはしっかり分け、日常から非日常に切り変わる時間が重要だと認識していたという。

「だからこそ、この家はとことん非日常の家にしたかった。日常できないことをここなら体験できる、それがこの家のコンセプトなんです」

宮古空港からクルマで25分、下地島空港からならわずか10分。ここにいる時はTVもつけず、PCも立ち上げず、スマホさえも放っておく。

阪本氏が「絶対つくりたかった」という鉄板焼カウンター。使用後も自ら磨きあげるそう。

「ここで仕事をすると、確実に仕事のレベルは落ちると思います(笑)。それよりも週末をここでたっぷり遊んで、日常へとすっきり切り替える。それが働くモチベーションになっています」

自然がつくりだす絶景を主役にするため、構造上の工夫で柱を少なくし、1階には左右30mにも及ぶパノラマ・ウィンドウと、広々としたリビングスペースを実現。日々、そして時間とともに変わる宮古の空と海をあらゆる場所から堪能できる。

友人を招く時も、敢えて家の詳細を事前に語らない。国道からの長いアプローチの先に見える邸宅は、一見シンプルな四角い軀体だけ。宮古島の工房にオーダーしたシーサーに迎えられ、玄関からリビングに入った瞬間、目の前に広がるこの期待以上の眺めに、訪れた誰もが感嘆の声を上げるという。

さらに圧巻なのが、窓の外に広がるインフィニティプールだ。「リゾートのヴィラによくあるような小さなものではなく、"泳げるプール"をつくるのが夢だったんです」と、子供が遊べる浅い場所から、飛びこみができる150㎝の深さまで、約25mもの本格的なプールができあがった。また、邸宅の下には白い砂浜のビーチも。「家から水着で海に行けるのも、この立地の魅力」と水上バイク用ガレージも設置し、シュノーケリングなどマリンスポーツを楽しんでいるそうだ。

ダイニングテーブルはオーダーメイド。天板は8mのウェンジの無垢材から切りだした。

プライベートスペースとなる2階も、ベッドやジェットバスから見えるのは美しい海。なかでも阪本氏がこだわったのが、マスターベッドルームのジェットバスだ。当初は開放できる窓だったが、この海の眺めを優先したいと、途中でフィックス窓に設計を変更。自然を切り取った1枚の絵のような特別な空間ができあがった。

「夜は敢えて照明を消すんです。広がる星空は、言葉にできないほど凄い。日本にいるとは思えない風景に感動します」

そんな宮古の海を堪能できる邸宅も、自分だけのものではないと阪本氏は言う。「ここはみんなで楽しめる場所というのが基本」と、設計にあたりダイニングには鉄板焼カウンターをリクエスト。さらにオリオンビールの生ビールサーバーを完備した、バーカウンターも設置した。「今こだわっているのは美味しいガーリックライスの作り方。いつか自分で釣った魚もここで料理してみたいですね」と、鉄板焼もバーも自らカウンターに立ち、ゲストをもてなす。

ゲストルームも、コネクティングルームとしても使える2階のほか、プールとジェットバス、ミニキッチンや洗濯機も備えたゲスト用ヴィラを別棟として建築。メインのテラス棟と分け独立しているので、ゲストも気を使わず滞在できる。

「きっと写真だけではこの雰囲気は伝わらないと思います。自分にとっての最高の場所であると同時に、ここはお客様に忘れられない体験をしてもらう場所にもしたい」と、今後は友人知人を通じレンタルハウスとしての利用も予定しているそうだ。"I love 385(ミヤコ)"の想いをこめて、彼がこの家に名づけた愛称は「i love 385」(イラブ・サンハチゴ)。

「他にも別荘はありますが、これだけの規模と思い入れをこめて、自分自身でつくりあげた家はここが初めて。いつかはここを本拠地にしたいと思っています」という阪本氏。自身の事業同様、そのすべてにこだわりをつくしたのがこの絶景の別邸なのだ。

「日常感から解き放たれる、こんな感覚は他では得ることができない特別な場所。だからこそ、今はここで過ごす時間を大切にしたいと思っています」

DATA
所在地:沖縄県宮古島市伊良部
敷地面積:563.93m2
延床面積:865.79m2
設計:坂倉建築研究所(坂倉竹之助、北山修、李野)


Masayuki Sakamoto
大学卒業後、人材派遣会社を経て1995年ヒューマントラストを設立。人材派遣を軸に、給与前払いサービスなど、新たなソリューションも開発。


Text=牛丸由紀子 Photograph=谷川ヒロシ(トロロスタジオ)


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