SUV激戦区に投入されたアルファロメオの切り札とは?【NAVIGOETHE】

いまや、高級車業界において、SUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)市場は百花繚乱。ブーム真っ盛りの市場にイタリアの名門・アルファロメオも、ついに「ステルヴィオ」で参戦した。


Alfa Romeo Stelvio First Edition 

約5億4000年前のカンブリア紀、それまで数十種類しか存在しなかった生物が、約1万種類に増えた。これがカンブリア爆発で、SUVが猛烈な勢いで増えている昨今は、さしずめSUV爆発といったところか。

イタリアの名門アルファ ロメオも、いよいよ「ステルヴィオ」でSUV市場に参入した。ただしサーキットで勝ちまくり、その技術を注ぎ込んだスポーツカーで栄光の歴史を築いてきたアルファ ロメオだけに、あたりまえのSUVは作らなかった。

車名はアルプスの峻険な山道、ステルヴィオ峠に由来。エンジンは2ℓ直4ターボと、フェラーリの血も混じる2.9ℓV6ターボの2種。日本導入記念のこの仕様は前者を搭載。¥6,890,000[税込]

乗ると驚く。これはスポーツカーだ。カーブでは、ハンドルを握る両手の親指に力を入れた瞬間に曲がり始める。高速道路での車線変更は、瞬間移動だ。乾いた快音を発しながら回るエンジンは、アクセルをもっと踏み込めと挑発してくる。

SUVとは、始祖にあたる軍用車両ジープの面影を多少なりとも感じさせるクルマだ。けれどもアルファ ロメオ「ステルヴィオ」は史上初、土の匂いがしないSUVに仕上がった。

カンブリア紀の後、長い足を持つムカデのようなハルキゲニアや、5つの目を持つオパビニアは生き残れなかった。しかし、この美しくて情熱的なイタリアンSUVは、必ずや繁栄する。

ドライブフィールはスポーツカーだが、ラゲッジスペースの広さや最低地上高の高さなど、SUVらしい機能は備える。

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Alfa Contact TEL0120・779・159


Text=サトータケシ