「芸能文化人ガンクラブ」の哲学は、野性への原点回帰

名だたる俳優らが立ち上げて40年。メディア初公開の伝説のクラブ、その知られざる活動に迫る。


闘争本能が刺激され、狩猟民族の本能が目覚める

英国紳士の嗜みとされてきた狩猟だが、日本にもその文化は受け継がれてきた。なかでも各界の大物たちが名を連ねる伝統あるクラブ「芸能文化人ガンクラブ」がある。

俳優の森繁久彌、三船敏郎、三橋達也らが1978年に立ち上げ、メンバーには梅宮辰夫、ザ・ドリフターズ、夏樹陽子といった錚々たる面々が。現在は高木ブーが2代目会長を務めている。

「芸能界にはクレー射撃の愛好者が多くいて、クラブ主催の競技会には、映画やテレビでおなじみの俳優、作家といった文化人が集まりました。加藤 茶氏のように国際大会クラスの記録を出す腕前の人もいましたね」

三進小銃器製作所の店内には、国内外の散弾銃、ライフル、ク レー射撃の競技に用いる、トラップ射撃銃が並ぶ。写真はガンケース。右側のポケ ットは、ガンオイルを入れるためのもの。

そう語るのは、設立当初からのメンバーで三進小銃器製作所代表の猪狩久男氏。クラブの主な活動に、年2回の公式試合、年4回のクラブ主催試合、年1回の海外試合がある。ビジネスマンをはじめ一般のメンバーも数多く在籍しているという。

「男性ならモデルガンや空気銃に魅せられた時期があったはず。射撃は本能を揺さぶり、狩猟民族としての本性を思いださせるのでしょう」

イギリス発祥の伝統あるスポーツ。紳士の嗜みとしてトライしてみてはいかがだろうか。

三進小銃器製作所 
住所:東京都荒川区東日暮里5-20-6 
TEL:03・3806・6234  
営業時間:9:00~20:00 
定休日:日曜、祝日

Text=伊田欣司 Photograph=関 竜太