サウナに入るとモテる!?『人生を変えるサウナ術』とは?~ととのえ親方のサウナ道

札幌を訪れる経営者や著名人をサウナに案内し、"ととのう"状態に導いてきたことから"ととのえ親方"と呼ばれるようになった松尾大。そのととの親方が、プロサウナーの立場からサウナを語る連載が「ととのえ親方のサウナ道」だ。今回は本田直之氏との共著による初のサウナ本『人生を変えるサウナ術』(KADOKAWA)について紹介する。サウナに入るとモテるって本当!?


仕事が忙しい人にこそサウナは必要

『人生を変えるサウナ術』(KADOKAWA)の冒頭でも書いていますが、テレビドラマ『サ道』に象徴されるサウナブームは、今も熱く継続中です。今回の本もそんなブームの影響か、ナオさん(共著者の本田直之氏)のもとに「サウナの本を作りませんか?」と話があったのが発端でした。僕とナオさんは10年以上の付き合いで、ともにサウナーだったので、「サウナの本ならととのえ親方も入るべきだ」と提案してくれて、共著で本を作ることになりました。

『人生を変えるサウナ術』では、「ビジネスに効くサウナの効用」「最大の効果を得るサウナ入門」「海外のサウナ事情」「経営者のサウナ哲学」などについて書いていて、僕ら2人のサウナに対する考え方がギュッと凝縮されています。特にナオさんの考え方が色濃く反映されたのが、「サウナと食」にかかわる部分ですね。ナオさんはハワイにも拠点を構え、世界中を旅しながら仕事を続けて、食を究めることにも没頭している人です。だからこそ、「あそこの美味しい店での食事前にはあのサウナ」という組み合わせを、世界各地で持っているんです。僕はこの連載で、「星付きのレストランでの食事には、必ずサウナに入ってから行く」と書いていましたが、そうやって美食とサウナを一緒に楽しむようになったのは、ナオさんの影響ですね。

この本の核には「もっと気持ちよくなろうよ!」というメッセージを込めました。「気持ちいい」「楽しい」という快楽に従う行動として、サウナと美食はつながっています。そして、気持ちよくなる=リラックスする時間を持つことは、忙しくビジネスをする人にこそ必要だと思います。実際のところ、最近は大企業のなかでも、部活のような形で「サウナ部」の活動をはじめる人たちが増えているようですね。

「サウナに入るとモテる」論

サウナがビジネスに好影響を与えることは、僕自身も強く感じています。一番大きいのは、強制的にネットから離れるデジタルデトックスができることです。今はどこにいてもメールやLINEで仕事の連絡が届きます。トイレやベッドでも、ついついスマホを見てしまいます。でもサウナでは、強制的にスマホから離れられるんですよね。30分程度の短い時間でも、リラックスして自分の内面と向き合い、「いま自分は何をすべきなのか」を考える時間は、僕にとってもすごく有益なものです。

またサウナはサードプレイスであり、コミュニティの輪が広がる場所でもあります。この本では、ヤフー代表取締役社長CEOの川邊健太郎さんなど、各界で偉大な仕事をされている方とサウナの関係も紹介していますが、そういった人たちと僕が仲良くなれたのも、やはりサウナがあったから。リラックスできるサウナの空間では、どんな方が相手でも、お互いにフラットな感覚で話ができるんです。会った瞬間から、お互い裸だったケースもありますから(笑)。

それから、この連載で書いてこなかったこととして、「サウナに入るとモテる!?」という効用も紹介しています(笑)。フィンランドには「女性がいちばん美しいのはサウナを出た後の1時間」ということわざもあり、血行促進による美肌効果などは、実際にあると思いますね。スチーミーなサウナって、もう美顔器の中に体ごと入っているみたいなものですから(笑)。

それ以上に大きいと思うのは、心の部分での変化です。サウナに入ってリラックスをした人は、外に出た後のメンタルも安定しますし、小さなことでイライラしなくなります。ネガティブな感情が湧きづらくなる一方で、小さな幸福は見つけやすくなるんですよね。そうやって心に余裕がある人は、恋愛に限らずに、周囲の人を惹きつける魅力が出てくると思います。

『人生を変えるサウナ術 なぜ、一流の経営者はサウナに行くのか?』
本田直之、松尾 大 
¥1,540 KADOKAWA

Text=古澤誠一郎


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