ゲーテオリジナル|「24時間仕事バカ!」に捧げる|25時の着こなし講座 第二回 招待状には、「BLACK TIE」


パーティの招待状を届くのは、とてもうれしいことだ。だが、ちょっと厄介に思う貴兄も多いかもしれない。それはなぜか。パーティにはドレスコードが付きものだから……。郵送されてきたパーティへの招待状に「BLACK TIE(ブラックタイ)」と書かれていたら、あなたは思わずドキッとしてしまうのではなかろうか。これが、いわゆる「ドレスコード」である。

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「ドレスコード」には、主に3種類がある。まず「BLACK TIE(ブラックタイ)」。これは17時頃以降に行われる夜のパーティに際し、「夜の準礼装」として黒のタキシード+黒の蝶ネクタイ(+立襟シャツ+黒のカマーバンド)が基本の着こなしとなる。本場イギリスでは、タキシードを「ディナージャケット」と呼ぶことも覚えておこう。靴はエナメルのスリップオンといくのが正統だが、気負いすぎの感もある。黒のストレートチップかプレーントウが妥当であろう。なお、タキシードは夜用であり、「昼の準礼装」としてはディレクターズ・スーツがあることも忘れずに。この場合、ブラックスーツの上着+モーニングの縞ズボンであるコールズボン+グレーのヴェスト(上着がダブルブレストならば不要)、シャツはレギュラーカラー、或いは立ち襟のもの+ネクタイは白黒のストライプ、グレー、シルバー(アスコットタイもおすすめ)が基本となる。

そして、ドレスコードの最高位に位置するのが、「WHITE TIE(ホワイトタイ)」(正礼装)である。これは「モーニング(燕尾服)」を指す。国内外ともに、「宮中晩餐会」や「叙勲式」、或いは、「ロイヤル・アスコット競馬のロイヤル・エンクロージャー(特別来賓席)」用のスタイルである。ちなみにノーベル賞を貰ったら、ドレスコードは「ホワイトタイ」となるので、その可能性がある方はあらかじめご準備を。

「Dark Suit(ダークスーツ)」はいちばん安心できる略礼装のドレスコードだ。ダークスーツに蝶タイをすると、夜の略礼装となる。イギリスでは、「ディナージャケット、或いは、背広でも結構」と言う時は、「black tie or lounge suit」と記されている。ラウンジスーツ=ダークスーツとなる。

また、「BUSINESS ATTIRE(ビジネス・アッティア)」というドレスコードは、ビジネススーツでOKというもの。外資系の会社からの「カクテルパーティ」など、この表記が多い。しかしホスト側は、おおよそタキシードが予想される。夜のパーティなので、少なくともグレースーツは避けたいところだ。

ちなみに、弔事にブラックスーツ+黒ネクタイはグローバルスタンダードであるが、慶事にブラックスーツ+白ネクタイは世界的な恥。白ネクタイは、あくまで日本国内のみの慣習、気を付けよう。シルバーや縞ネクタイは立派な慶事用となる。