【特集グッチ】ドラマティックに大改革! GUCCIの最新、総まとめ

2015年、グッチCEOにマルコ・ビッザーリが就任。グッチをファッション界の中心に引き戻すべく、大改革がスタートした。そこで見いだした人物が、クリエイティヴ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレだ。この抜擢によって、ドラマティックなまでにグッチのクリエイティヴィティは変化した。 それと同時にビッザーリCEOは、デジタル化や社会的責任といった時代を見据えたプランを立て続けに打ちだし、低迷していた業績をたった2年で驚異的に蘇らせる。ここでは、その巧みな戦略、フィーバーぶりを見ていく。

業績をたった2年で驚異的に蘇らせた施策


パッケージまでもがコレクターズアイテム

©杉山節夫

パッケージデザインを一新。コレクションによってはスペシャル版も登場し、アートピース的な価値をプラス。


発売初日に売れまくり!ヒグチユウコとのコラボバッグ

ヒグチユウコによる日本限定バッグをはじめ、ビットつきスリッパ「プリンスタウン」、フェイクロゴT シャツなど完売品続出。


セレクトショップの中にグッチ出現!?

ドーバー ストリート マーケットなどと組み、ポップアップや限定アイテムを展開するなど積極的に攻めている。


ショーもデザインも男女の垣根を超越!

男女の概念に縛られない自由なデザインは唯一無二。2017~’18秋冬からショーも合同で実施。


伝説のテーラーに1Dも。“斜め先”を行く男がモデルに

広告も話題の的になるのが今のグッチ。昨年のメンズ・テーラリングではハーレムの伝説、ダッパー・ダンを起用。今年はソロ活動中のワン・ダイレクション、ハリー・スタイルズをキャスティングした。


観光名所になった神出鬼没のアートウォール

コレクションやキャンペーンごとに異なるアートウォールを展開。メッセージ性を込めるだけでなく、インスタ映えもすることから、今ではすっかり観光名所となりつつある。


エルトン卿もビヨンセも!!大物セレブが続々ラブコール

最後のワールドツアーの衣装としてエルトン・ジョンが選んだのもグッチ。このほかビヨンセの衣装も手がけており、レディー・ガガは2016年スーパーボウルでの国歌斉唱の際にグッチを着用した。大物からも大人気なのだ。


ブランド信念は”自己表現を体現せよ”

自由、自己表現といったメッセージを、クリエイションを通して発信し、独自の世界観を構築。


元は飛行機格納庫の巨大新社屋

歴史ある建造物をモダンにアレンジしたミラノの本社「グッチ ハブ」は3.5ヘクタールもの巨大さ。


I feel ”GUCCI”=気分はサイコー

俗語を紹介するオンライン辞書「Urban Dictionary」では、形容詞として“GUCCI=イケてる”と定義。


GUCCIマニアな若者が大挙来店

世界各国で行列を作るのはミレニアル世代。店内は多くの若者で賑わい、まさに流行発信地のよう。


歴史、食、映画まで網羅した「Gucci Garden」

フィレンツェのメルカンツィア宮殿にある「Gucci Garden」のギャラリーには、ア-カイブとして歴代のクリエイティヴ・ディレクターであるトム・フォ-ド、フリ-ダ・ジャンニ-ニや、それ以前のプロダクトも展示。館内にはショップのほか、三ツ星を獲得したシェフのメニューが味わえるレストランも。


これが未来のデザイン研究室!?

未来のグッチへの投資ともいえるのが「グッチ アートラボ」。レザーグッズ、シューズのプロトタイプとサンプルの全工程をインハウスで製作するほか、実験センターでは新素材などの研究開発、環境実験、製造前過程の研究開発なども行われる。


Text=いとうゆうじ Photograph=Courtesy of Gucci


短期間で大躍進! GUCCIがドラマティックな変革を遂げた理由