クールに変貌を遂げたセンチュリー NAVIGOETHE features TOYOTA Century

ハイブリッド化だけではなく、 クールに変貌を遂げた"日本の顔"

2017年の東京モーターショーで最も感じ入ったデザインが、20年ぶりにモデルチェンジをする新型センチュリーだ。とはいえ、もし自分がトヨタのデザイナーだったら、センチュリーのデザインは絶対に担当したくなかっただろう。べらぼうに制約が多い仕事であるからだ。

まずセンチュリーには、皇族が乗る御料車(ごりょうしゃ)という役割がある。日本の顔だから、無闇には変えられない。

同じ理由でデザインを優先して後席を狭くすることはできないし、流行りの「セクシーなライン」でカッコよさを表現するのもNGだろう。

それでいながら最新のデザインであることもアピールしなければならない。もしかすると、このデザインで次の20年を乗り切らなければならないかもしれないのだ。

面白いものでこうした制約を乗り越えたら、インテリアも含めてノーブルで個性的なデザインが完成。制約が多いほど、デザイナーの創造力は発揮されるのかもしれない。

センチュリーは基本的には国内専用車。けれどもこの"和モダン" なデザインが海外でどう評価されるのか、実は興味深いところだ。


Text=サトータケシ

*本記事の内容は17年11月取材のものに基づきます。価格、商品の有無などは時期により異なりますので予めご了承下さい。 14年4月以降の記事では原則、税抜き価格を掲載しています。(14年3月以前は原則、税込み価格)