横峯さくらが東大と始めた先端科学研究はアマチュアにも効く!【さくらメソッド①】

横峯さくらプロと東京大学がタッグを組んだというニュースは昨年の11月に発表されて話題を呼んだ。「プロゴルファーが東大で何をするのか?」と不思議に思った人も少なくないだろう。このプロジェクトは横峯プロのスイングだけでなく、様々な状況や環境下でゴルファー自身に何が起きているのかを分析し、全ゴルファーに有益なメソッドとして体系化していくというものだ。題して「さくらメソッド」と名付けられた東大との未知の挑戦を追いかける密着連載企画がスタートする。


さくらメソッド.1『始動』

横峯さくらプロを分析するのは東京大学スポーツ先端科学研究拠点。東京大学スポーツ先端科学研究拠点とはスポーツ・健康科学に関連した分野横断的な研究を推進し、国内外の大学・研究機関等との連携拠点の役割を果たすと共に、その学術成果を学生の教育や社会に還元することを目的として2016年5月19日に設置された組織だ。

きたる2020年の東京オリンピック・パラリンピックはもちろんのこと、その先の日本が迎える高齢化社会の問題に対してスポーツで活路を見出すことも目指している。これらの研究はトップアスリートの技術向上だけが対象ではなく、一般人の生活習慣病予防や健康寿命の延伸にも役立つと考えられている。

ゴルフにおいては様々なスイング理論や指導法が存在する。しかし、その反面で多々あるスポーツの中でも“最も上達しにくいスポーツ”と言われ続けている。事実、練習しているのに一向に上手くならないと悩んでいるアマチュアは多い。

この現実に「さくらメソッド」では深く踏み込んでいく。このメソッドは横峯プロだけのものではない。もちろん横峯プロが試合で結果を出していくことはプロジェクトの中の大きな目的のひとつであるが「さくらメソッド」の構築にはより大きな意味がある。これまで解明されなかったスイングの真実や仕組み。さらにはゴルフの難しさの本質に迫っていく。

モーションキャプチャーを使った体の動き方の撮影。

横峯プロは、2004年にプロ転向し、日本ツアーでは通算23勝を挙げている。’09年には国内女子ツアーの賞金女王に輝くなど、今の女子プロ人気を牽引してきた一人だ。米ツアー挑戦に踏み切ったのは’14年のこと。昨シーズンは米女子ツアーの賞金ランキング71位で今シーズンの出場権を確保したものの、決して満足ができる数字ではない。

ただ、この数年で自分のゴルフに対して自信を失くしていたという横峯プロ。その原因を解明し、夢である米女子ツアー賞金女王獲得を目指す。

改めて、この連載では今後の研究を追い続けると共に、横峯プロの中にどのような変化が起きたのかをレポート。また、悩めるアマチュアゴルファーの上達に一役買ってくれる「さくらメソッド」を公開する。次回以降を楽しみお待ちいただきたい。

続く

「さくらメソッド」とは
アメリカツアーで賞金女王を東京大学とともに目指していく中で構築されるプロ、アマ問わず応用可能なゴルフメソッド。もっとスコアを縮めたいと考えてる人に、世界と戦いながら東京大学と研究したメソッドを公開する。

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Text=出島正登 Photograph=鈴木規仁、@minamishizuka(計測)

横峯さくら
横峯さくら
SAKURA YOKOMINE 1985年鹿児島県生まれ。2004年8月プロテスト合格、史上最速となるわずか3試合でシード権獲得。翌年の「ライフカードレディスゴルフトーナメント」でツアー初優勝。2009年にはメジャー1勝を含む自身最多となる年間6勝を挙げ、賞金女王の座を獲得。2013年は連続予選通過記録101試合達成。LPGAメルセデス年間優秀選手賞を獲得する。日本ツアー通算23勝。2015年から米LPGAツアーを主戦場とする。2019年はシード権を獲得し、アメリカツアーにフル参戦が決定している。
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