UUUM鎌田和樹代表が最近になってゴルフを始めた理由とは?

若者のゴルフ離れが囁かれるようになって久しい。そんななかでも、2年前にゴルフを始め、いまやすっかり激ハマりのUUUM代表取締役の鎌田和樹氏に、ゴルフの魅力と、それが仕事や人生にもたらすものの大きさを語ってもらった。


「初めまして」が会社かゴルフ場かで距離は変わる

HIKAKINやはじめしゃちょーといったユーチューバーのマネジメントや、彼らを活用したマーケティング、ゲーム・メディア事業などを展開する「UUUM」。代表取締役・鎌田和樹氏が、オフィスでの居場所にしているミーティングルームには、ゴルフクラブが数本と練習用マットが置かれている。

なかには、「テニスラケット?」というようなユニークな形状の練習用具も。「面白い形ですよね。僕が通っているスクールのオリジナルで、これを振るとフォームが正しいかどうか、すぐにわかる。レフティー用クラブは、気分転換用。いつも利き腕の右ばかり使っていると、飽きるので」

左:鎌田氏が通っているスクールオリジナルの練習器具。独自の器具でスイングチェックする。右:愛用のドライバーはM3。レフティ用のクラブは気分転換に。

このこだわりよう、年季の入ったゴルフ・ラバーと思いきや、ゴルフ歴はまだ2年。しかも、始めたきっかけは、仕事上誘われることが多かったからだとか。業界内のコンペもあり、”参加しない=出会いの機会を逸する”とも、感じていたそうだ。

「起業してからは朝型になり、早起きがそれほど辛くなくなったこともあって、『じゃあ、始めてみようかな』と。実際ゴルフ場に出てみると、思っていた以上に楽しかった。日頃身体を動かす機会がほとんどないので、いい運動にもなりましたしね。今はスコア100弱ですが、周りからは『一番楽しい時期』と言われていて、自分でもそう思います。バーディやパーというホールもあれば、ダボやトリのホールもある。いい時とダメな時が交互にやってくる感じが、ちょうどいいんでしょうね」

主にテーラーメイドを愛用。大半のクラブは、使いやすいようにリシャフトしている。

もちろん、当初の目的だった”出会いの場”としての効果も実感している。

「『はじめまして』の場が、会議室か、ゴルフ場かでは、その後の距離感に差がつく気がします。ゴルフは、プレイにクラブの選び方、周りの人への接し方など、あらゆる面で個性が出るので、短時間でその人物がけっこうわかります。それに、18ホール一緒に回ったという達成感も大きい。次に会った時に、『あのラウンドは大変でしたね』という仲間意識みたいなものが生まれ、すぐ仲良くなれるというか。今では、『苦手意識なんて持たず、もっと早く始めればよかった』と思っているほど(笑)」

国内外を問わず、利用したゴルフ場では記念としてマーカーを購入。なかには、マスターズトーナメント開催の地、オーガスタのものも。

ゴルフ人口を増やすべくゴルフチャンネルを開設

自分がハマったゴルフの魅力を、多くの人に広めたい。そんな想いを形にすべく、鎌田氏は今年2月、「UUUM GOLF」というチャンネルを開設。中井 学プロら3名と専属契約を結び、ユーチューブでゴルフレッスンを配信するほか、同社所属のクリエイターたちにもゴルフを始めてもらい、「ゴルフで本当に知りたいこと・気になること」を発信してもらっている。

クリエイターも参加しての「コンペ」を実施。「初心者が楽しめるよう、ゴルフはハーフで終了し、その後はBBQで盛り上がりました」

「もともと『UUUM』は、『好きなことを仕事にする』会社。1年前にゴルフ業界に詳しい人と出会ったのを機に、事業化が実現しました。僕自身、その人を通じて、ゴルフの世界が一気に広がった。『クラブがしっくり来ない』と言えば、『シャフトが合っていないのかも』とフィッティングに連れていってくれ、『打ち方がわからない』と言えば、いいコーチを紹介してくれて。ひとりで黙々としていた頃に比べ、ゴルフに対する知識がぶわっと広がって、益々面白くなってきたんですよ。ゴルフをする人にとって、『UUUMGOLF』が、そんな存在になれれば……。これからも、いろんな仕かけをしていきますよ」

左からPORTER×ミズノ、TOMICA×ダイヤゴルフ、メルセデス・ベンツ×タイトリストのもの。
Kazuki Kamada
19歳で通信関連会社に入社し、ショップ運営やアライアンスなどの経験を積み、2011年にイー・モバイル 一次店の代表取締役に就任。その後、ベンチャーの世界に入り、’13年、UUUMを設立。ゴルフ歴2年。ベストスコア89。


Text=村上早苗 Photograph=鈴木規仁