修理でドライバーが必要な時、Can I borrow a driver?は通じる?【英語】

35歳・英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者。「その英語力でよく来たね(笑)」と日本人含め各国人からお叱りを受けつつ、覚えたフレーズの数々。下手でもいいじゃない、やろうと決めたんだもの。「人のEnglishを笑うな」第25回!

連載1回目の記事はこちら


宝くじ高額当選者から学ぶ!お金を使いすぎた時の英語表現

イギリスではスーパーやコンビニ、郵便局などで宝くじを買っている人をよく見かけます。初めてイギリスで宝くじが発売されたのが1569年だそうですから、歴史ある国民的遊びなのです。そのぶん、高額当選者のお金の使い道が皆さん気になるようで、ゴシップ紙にはよく当選者の記事が載っています。

ゴシップ紙「ザ・サン」では「UKの高額当選者、彼らのその後」特集が組まれていました。ざっと意訳でこんな内容でした。

今年、114.9ミリオンポンド(約160億円)を当てた夫婦はまず最初に「誰にお金を分けたいか50人のリスト」を作成、お世話になった人たちと山分けしてから「仕事を辞めて、アルファ・ロメオと家を買う」予定。また2012年に148ミリオンポンド(約200億円)を当てた夫婦は1年後に離婚、夫は「退屈すぎる」と一旦は辞めた仕事に戻り、離婚後できた若い恋人に「馬を10頭買って」のおねだりをはねつけて破局、その後強盗に入られ多額の損失を被った。一方で17歳で1ミリオンポンド(約1億4千万円)を当てた少女は、クルマ、洋服、整形にお金を使ったあと「人生の目的を失った。宝くじなんて当たらなければよかった」と語っている。

あまり明るい話がありません。高額当選者への嫉妬からでしょうか。

この記事のなかで、よく使われていたのがこちらの単語です。

splash out 

「多額のお金を使う」という意味ですが、「不必要なものにお金を使う」「派手にお金を使う」といった意味が含まれています。

記事のなかでは例えばこのように使われていました。

They splashed out on a stunning mansion. 

直訳では「彼らは、素晴らしい豪邸を購入した」となりますが、ニュアンス的には「それはそれはすんばらしい豪邸をポンっと買った」ということでしょうか。

ケンブリッジの辞書によればこれは「C1レベル(上級者レベル)」のフレーズだということで、スラングに近く、外国人同士の会話では使う必要はないかもしれません。しかしこのようなゴシップ系の記事では実はよく見かけます。みんな人の散財話が好きなのでしょう。

高額当選してぜひ使ってみたいフレーズですが、もちろん、ロッタリー(宝くじ)に当たらなくても、以下のようにこのフレーズは使えます。

I splashed out £2,000 on the trip.(旅行で30万くらい飛んじゃった)

他にもドラックと酒に溺れて人生を狂わされた、家族の間でお金の取り合いになった、などなど連日高額当選者の不幸話が新聞には掲載されています。

コンビニ的なお店では、このようにビスケットを買うついでに宝くじも買えます。

ドライバーは通じない!

先日、部屋の備品の修理をしたく、「ドライバー」が必要だったのですが、そう何度も使うものでもなくわざわざ買いたくないな、とアパートの管理人さんに借りることにしました。

“Can I borrow a driver?”

「ドライバーを借りることはできますか?」とうっかり日本語そのまま「ドライバー」と言ってしまい

「ドライバー?!クルマの運転手ってこと?」とタクシーを呼ばれそうになり、大混乱を招いてしまいました。

正しくは Screwdriver(スクリュードライバー)でした。

なんとか貸していただき、「何か修理してるなら、Nailもいるか?」と言われて、一度覚えたはずの単語なのに、パッと思い出せず、「ネイル? 爪貸してくれるって何!?」とまたまた大混乱してしまいました(このネイル話はこちら)。

MOMOKO YASUI
ロンドン在住編集・ライター。1983年生まれ。男性ライフスタイル誌、美術誌、映画誌で計13年の編集職を経て2018年渡英。英語のプレスリリースを読むのに膨大な時間がかかって現在、仕事が非効率。


Illustration=Norio


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