別荘族を唸らせる軽井沢の美食&ショッピングスポットは?

軽井沢に別荘を持って2年。もともと美食家のご夫婦が自分の足で見つけた、美味しいレストランや役に立つお買い物先を教えてくれた。軽井沢ライフを楽しむ術が詰まったとっておきのアドレス紹介!


週末が待ち遠しい居心地のよさ

別荘購入を考えていた当初、夏の混雑や別荘地のスノッブなイメージもあり、実は軽井沢を敬遠していたという宗方謙さん・りえさんご夫婦。

「でもこの場所でこの景色を見たら、即決でした」

小高い場所に位置するため、別荘地でありながらも、他の別荘は視界に入らない。生い茂る樹々を絵画のように切り取る窓の向こうには、大きな山を望める。山に靄(もや)がかかれば、それはまるで水墨画のような雰囲気に。そして秋には一帯が紅葉に包まれ、冬は積もる雪に音が消された静寂な夜を、雪見酒で楽しむこともできるのだ。

「静かで自然に囲まれた場所を探していた」が、たびたび訪れる別荘にするため、利便性も重視した。上信越自動車道の碓氷(うすい)ICからわずか数分で、軽井沢駅方面に行く渋滞の手前にあるのでアクセスがスムーズ。さらに到着前に掃除や買い出しをしておいてくれるなど管理事務所の優れたサービスもポイントだ。

別荘の設計はアーキテクノの斉藤孝道さんで、その他アイデアを求めたのは、自宅リフォームをお願いして以来、信頼するデザイナーの池貝知子さん。

「軽井沢で一番心身がリフレッシュされるのは?」というという問いに即答で「我が家」と答える宗方夫妻。

「コンセプトは、友達を呼んで楽しめる別荘。女房はとにかく料理上手で人をもてなすのが好きなので、キッチンを中心に人が集まる家にしたいと思いました」(謙さん)

アペリティフやBBQを楽しむテラスとつながるダイニングには、ドイツ・ポーゲンポールの大きなアイランドキッチンが。料理を作るりえさんの周りには自然と人が集まって、ワイン片手に話が弾むスペースができあがった。東京でもさまざまな店を食べ歩く食通のふたり。今回も紹介しきれないほどのお店を教えていただいた。

「食材もレストランも、これほど揃う別荘地は他にはないと思います。食の楽しみも、軽井沢を選ぶ決め手になりました」(りえさん)

東京ではできない食体験も。謙さんは別荘で知り合った方と渓流釣りに出かけるという。

「釣った魚は自生する山葵とともにお刺身で。またタラの芽などの山菜を庭で摘み、料理することもあるんです」(りえさん)

時にはふたりで、またある時は友人やご近所の人を招いて、心地よい思い出が生まれていく。人が集い、笑い、美食を楽しむ拠点には優雅な時が流れる。


軽井沢ツウ・宗方夫妻の秘密のアドレス


Rie Munekata
1972年生まれ。レコード会社役員秘書、日本テニス協会会長秘書を経て、懐石料理教室のアシスタントに。江戸懐石近茶流宗家・柳原一成氏のもとで和食を10年以上勉強。趣味はフラメンコ。
Ken Munekata
1959年生まれ。米・ブラウン大学卒業後ソニーに入社し、コロンビア・ピクチャーズの買収に携わる。ソニー・ピクチャーズジャパン代表取締役社長を経て、Wikiaジャパン代表取締役社長などを歴任。


Text=牛丸由紀子 Photograph=鈴木拓也