『成功者が実践する「小さなコンセプト」』 野地秩嘉 著


一流の仕事人がひそかに課す、独自のマイルールに注目せよ

「なんて贅沢なビジネス書であろうか?」と、目次を見てまず唸りました。本書で取り上げられている経営者や政治家、クリーイターや芸能人たちは、彼らの成功物語だけで10 冊以上の本になる(されてる)ような一流の仕事人たち。彼らが実践している日頃の習慣や行動指針を「小さなコンセプト」としてまとめたのが本書です。「人の行く裏に道あり花の山」を実践し続けたエイチ・アイ・エスグループ代表の澤田秀雄氏、自身の行動指針として「13カ条のルール」を定めていたパウエル元米国務長官。決してドラマティックではないけれど、「マイルール」を守り続けるプロフェッショナルたちの気迫と覚悟に、「成功者は生まれながらに成功者ではない、成功者になるのだ」という当たり前のことに衝撃を受けました。自分との約束を守り続けることこそ実は難しい。ダイエットや英会話など「自分との約束」を破り続けた私は、再度本書を読み返そうと今決めました。仕事や人生に不安がある人、人生の一発逆転を狙っている人は生きるヒントになるはず。過去と他人は変えられなくても、未来と自分は変えられるのだから。

『成功者が実践する「小さなコンセプト」』 野地秩嘉 著 光文社 ¥820