【IR特集】日本カジノスクール校長が説明する、日本人がディーラーに向いている理由

来たるIR時代に求められるものはいったい何なのだろうか。スポーツ、食、エンタメ、投資、街づくり、イベンター、観光、ホテル。各界のトップランナーによる分析が明かすのは、IRには日本をさらなるステージへと導く力を秘めているということだ。   
 

「カジノは社交場。ディーラーはその主役です」

「カジノのことを理解してもらいたい。カジノファンを増やしたい。その一心でこの仕事を続けてきました」

大岩根成悦氏は 2004年にカジノスクールを立ち上げ、日本版IRの実現に向けて、長く尽力してきた。

「豪華客船『飛鳥』のカジノディーラーとして世界中を回ったのが、本場のカジノとの出合いでした。寄港地ごとに雰囲気の違った、多様なカジノがある。こんなに楽しい社交場がなぜ日本にはないんだろうと思いました」

海外ではカジノで働く仕事は “Honest Business (正直な職業)” と言われ、職種としての評価が高く、待遇もいい。

「カジノディーラーは日本人に向いている職業です。きめ細やかな心遣いができる国民性がある。そう、“おもてなし” の精神です。さらに徹底したいのは、常に笑顔で、愛されるディーラーになること。ショーの主役がダンサーなら、カジノの主役はディーラーですから」

最後に、日本版 IR 成功の鍵を挙げてもらった。

「ひとつはオリジナリティ。日本的な要素があるゲームをぜひとも取り入れたいですね。もうひとつは、働く人。海外では味わえない接客サービスでリピーターを摑むことです」


日本カジノスクール
2004年に東京校を開校。国際的に通用する優秀なカジノの人材の育成を行う。東京に加え、大阪校(’18)、心斎橋教室(’19)がある。昨年7月の時点で総卒業生は800名を超えた。約2割の卒業生が海外のカジノに就職している。

Masayoshi Oiwane
1970年山口県生まれ。ブライト代表取締役、日本カジノスクール校長。IRとカジノの啓発活動に長年努めている。近著は『Japanese Made IR & CASINOを識って100倍楽しむ方法』

Text=片山 真 Photograph=古谷利幸