日本初! 気鋭アーティスト、エディ・マルティネズの個展が開催

ブルックリンを拠点に活動し、アートフリークの間で熱狂的な支持を得ているエディ・マルティネズが日本初となる個展を「ペロタン東京」で開催する。アート好きなら必ず押さえておきたい、次世代アーティストの生の迫力を直に感じる絶好の機会となるはずだ。


期待の概念を裏切る“抽象”の探求

伝統的な手法と斬新なアプローチを交差させ、シルクスクリーン、スプレーペイント、ときにはガムの包み紙やウェットティッシュまでも用いて制作されるというマルディネズのペインティング。その多彩で多重な作風は、現代文化のゆとりや軽さを具現化すると同時に、抽象表現主義、新表現主義といった歴史的ムーブメントの要素も示すといわれている。

BH Stack #6 (Breaking Through Dark) 2018 Photo: JSP Art Photography © Eddie Martinez; Courtesy of the Artist, Perrotin, and Mitchell-Innes & Nash, New York

彼が最初に注目を浴びたのは、大きな目のキャラクターを描いた象徴的な具象画であったが、最近では“期待される製品”の概念から逃れるため、抽象化の探究に注力。独自の表現手法を模作し、進化し続けている。

2018年12月20日(木)より六本木の「ペロタン東京」で開催される「Blockhead Stacks」と題された本展では、マルティネズのアイコンであるスカルモチーフを探索した一連のペインティングやドローイングを発表。作品の表面下に重ねられた色や筆の痕跡をあえて見せ、遊視覚的奥行きを生み出した作品たちは遊び心に満ち、ペインティングの習作として描かれた一連のドローイングも合わせて展示される。

現在、「Bronx Museum of the Arts」(ニューヨーク)においても、2019年2月17日まで個展を開催しているマルティネズ。世界が注目する気鋭アーティストの日本上陸を、ぜひ見届けたい。

BH Stack #10 (Positive Earth) 2018 Photo: JSP Art Photography © Eddie Martinez; Courtesy of the Artist, Perrotin, and Mitchell-Innes & Nash, New York
エディ・マルティネズ「Blockhead Stacks」
会場:ペロタン東京(東京都港区六本木6-6-9)
会期: 2018年12月20日~2019年1月23日
時間:11:00〜19:00(初日は17:00〜20:00)
休み:日曜、月曜
Eddie Martinez
1977年に生まれ、美術学校には短期間のみ在学、以来、独学でアートを学ぶ。2005年に初個展を開催。「The Saatchi Collection」(ロンド ン)、「The Marciano Collection」(ロサンゼルス)、「The Morgan Library」(ニューヨーク)などに作品が収蔵されている。

Text=岡村彩加(ゲーテWEB編集部) Photograph=Charlie Rubin