ハワイNo.1デベロッパーが伝授! 本当に買いたい家&住み続けたい地域とは?

カカアコの建設ラッシュが続き、まさに活況のハワイ不動産。地元デベロッパーならではの、その強みと展望を聞いた。


カカアコ地区の再開発が進み、様変わりするハワイ

高層コンドミニアムが建つ横で、アラモアナセンターの海側に新築物件としては珍しい低層階の最高級コンドミニアム「パークレーン・アラモアナ」が完成し、数軒を残しほぼ完売した。その開発チームの主要メンバーのひとりが、ホノルル生まれのコバヤシ・グループのパートナーであるB .J .コバヤシ氏だ。

「アラモアナセンターに隣接した利便性、素晴らしい眺望も兼ね備え、私たちがこれまでの開発で学んだすべて凝縮させました。こだわったのは、とことん高級感を出すこと。そしてワイキキにいながら、隣島にいるような雰囲気を作りたくて、約3万2375㎡の敷地に膨大な植林をしました。部屋は広いラナイにバーベキューセットを標準装備したので、ゆったり一戸建て感覚を味わえるでしょう」

現在、多くの開発が進み、数多くの不動産業者が関わるなか地元デベロッパーの強みとはどこにあるのか。

「地元コミュニティとの結びつきでしょう。僕自身はパークレーンに住み、実際にそこで暮らす方々の声に耳を傾けながら、次の開発を進めています。またハワイは文化的背景がある土地柄です。土地を知り、コミュニティと強い絆や同じ価値観を持つからこそ、できることがある」

過去、リーマンショック時には、本土から多くの企業が撤退する事実もあったという。

「地元業者はまず逃げません。本気度が違います。ハワイの地で長いお付き合いをする。そういう面が顧客の安心感や信頼を得るうえで大きなポイントだと思います」

B.J.Kobayashi
コバヤシ・グループ創設者。バート・A・コバヤシ・ジュニア。ハワイ生まれ。1993年にジョージタウン大学マクドノービジネススクールを、'96年に同大学ロースクールを卒業し、父親の会社を継ぐ。その後、兄弟やビジネスパートナーとコバヤシ・グループを設立。ブラックサンド・キャピタルの創設者のひとり。


コバヤシ・グループによる代表的不動産物件

①ホクア @ Kaka ako
再開発中のカカアコの中でも利便性が抜群のラグジュアリーコンドミニアム。2006年に完成し、48階建て、248室全室がアラモアナ・ビーチに面したオーシャンビューでラナイつき。アラモアナセンターも徒歩圏内の好立地。


②ワン・アラモアナ @ Ala Moana
2014年に完成したアラモアナセンターに直結するラグジュアリーなコンドミニアム。22階建てで全206室。シミュレーションゴルフルームやシアターなど、エンタテインメント性とともに、グリーンスペースを多く有する。


③クキオ @ Hawaii Island
ハワイ王族が所有していたクキオが2000年に全米屈指の高級リゾートに変貌。今やプライベートジェットを飛ばすVIPが訪れ、クキオ物件所有者のみが会員権を取得できる18ホールのプライベートコースも楽しめる。


Text=今井 恵 Photograph=内田 恒